チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」 チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」
ムラヴィンスキー(エフゲニ)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   ムラヴィンスキー(エフゲニ)  
世界が一変した
偶然にここのレビューを読んで“壮絶”“鋼鉄”“緊迫感”“厳しい”、などと、およそチャイコフスキーのレビューに似つかわしくない表現で絶賛されているこのCDが気になり、思わず購入してしまった。
なるほど凄い。ほかに言葉が見つからない。
そのあと、他の指揮者の演奏を聴いたところ、テープでもないのに伸びてしまったように聞こえてしまった。
まずい、これはムラヴィンスキー中毒ではないか。次々聴かずにはいられなくなるのだ。
そしてついに他の指揮者とオケでは満足できない体になってしまうのだった。
禁断の世界へようこそ。




偶然見つけました
このレニングラードの公演を、前列3列目あたりできいたのはもう20年いや30年も昔のことでしょうか。
Violinセクションの緊張感がひしひしと、息使いまでもが聞こえて来たの思い出します。
一糸乱れぬアンサンブル、正面にCelloを配置していましたが、松脂の粉が飛んでくるような
音圧でした、コントラバスは床を響かせる音、金管の号砲、。

何と言っても、このオケは弦楽器の奏法が統一されているところが最大の美点です、
レニングラード音楽院と言えばハイフェッツ、ミルシタイン、クレーメル、を輩出した
アウアー門下の伝統ある名門。
このオーケストラはここの卒業生で編成されていました。
インターナショナルな世界中からさまざまな経歴の腕利きを集めた、
その他のオーケストラにはない魅力の原点がこの弦奏法の統一が強固に確立されていることです。
このオーケストラだからこそムラビンスキーの要求に応えられたものと思います。

この録音を聴きますと、4番ではコンサートマスターの気合の入り方が尋常ではありません
ほんの少し先に飛び出すかのような微妙なタイミングでリードしています、何箇所かでこの
コンサートマスターの熱っぽい美音が聞こえます。白熱的な名演です。
ソ連からロシアに変わり、このオーケストラはペテルブルグと名称が変わっています、伝統は
果たして受け継がれているのでしょうか。

私好みの演奏ではありません
私が購入したのはこのユニバーサル盤ではないが、4番が1960年9月ロンドン、5・6番が同11月ウィーンでの録音ということから、おそらく同じ録音からの制作と思われる。私が大好きでたぶん最も多く聴いているこれらの曲のベスト盤を探そうと、レビューを参考に初めてムラヴィンスキー・レニングラードフィル盤を購入してみた。…ダメだ。好きになれない。いつも自分好みの甘く美しいチャイコばかり聴いているせいか、こんな厳しく凄烈な、聴いていて緊張するばかりで全く心が癒されないチャイコは初めてだ。少し譲って、4番と6番での束になった弦の厚みと金管の迫力、演奏全体の統一感については評価したい。でも、私が一番好きな5番に関してはいいところがない。乱暴な音の扱い、艶の乏しい音色、細かなニュアンスに欠ける激しいだけの単調な表現の繰り返し。特に木管群は音色にも表現にも音楽が感じられず、特にフルートは指揮者に激しい表現を求められているせいかミストーンも多い。そしてどの曲も、聴いていてオケの奏者一人一人の顔よりも、常に軍隊のスパルタ指揮官のようなムラヴィンスキーの顔ばかり浮かんでくる。男が生涯に一度はやってみたいのがプロ野球の監督とオケの指揮者だと言うが、このような演奏を好む方が多いというのもなにか頷ける気がする。…好みは人それぞれだし、「歴史的な名演」の一つであることは否定しない。当時においては画期的な演奏だったことは想像できる。しかし、さまざまな秀演が出版されている現代にあってこの盤は、少なくとも音楽に対して美しさやロマンチシズム、癒しを求める現代人には薦められない演奏だと思う。…ちなみに私のお気に入りのチャイ5はカラヤンの71年EMI盤、小林研一郎(どの盤でも)、デュトワ/モントリオール響です。それに西本智実さん/ロシア響のDVDも素晴らしいです(たぶんムラヴィンスキー盤を絶賛する方々は好まないでしょう)。
一糸乱れぬ命がけの大熱演
1960年から半世紀が経とうとしているのに、
後のどの指揮者・楽団をもってしても追随できない
超硬派でスリリングなチャィコフスキーの後期3大交響曲の名演がここにつまっています。
どんなに大音量・超スピードでも、一糸乱れぬアンサンブルぶりで、
各パートのソロまでもが全て完璧です。
こんな鉄壁の演奏を聴かせてくれている
レニングラードフィルとムラヴィンスキーとの間には、
きっとかけがえのない信頼関係があったのでしょう。
それに加え、当時の社会主義国家の目に見えぬ緊張感という
後押しによって成せた業でもあるのでしょう。
いづれにせよ、世界的にアメリカナイズされてしまった何かとユルユルな現代社会の中では、
このような命がけの演奏はもう二度と聴くことが出来ないのは確かです。
このことも含め、大変価値ある録音なのです。
リマスターにより半世紀前の録音とは思えないほど音が良いのも大きな付加価値です。
第5番第4楽章、マイベスト!
クラシックは、ずぶの素人で、全く詳しくないのですが、学生時代(20年前)から聞いている、この5番の第4楽章は最高です。他の賢明なレビュワーも何人か、これが良いと言っています。豪華で荘厳で猛スピードです。聞くと元気が出ます。

チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 ヴァイオリン協奏曲、他 チャイコフスキー: ピアノ協奏曲第1番 ヴァイオリン協奏曲、他
オムニバス(クラシック)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   チャイコフスキー  
なんとまあすごい名演奏ばかりが、こんなに安くてぎっしりと。
私はあまりこういう企画CDというか、寄せ集めCDを買うのはなんとなく
安物買いをしているような気がして好きではないのですが。

ただ、このCDにはクレメール+マゼールのバイオリン協奏曲が入っていたので
どうしてもこの演奏が聞きたくて、思わず買ってしまいました。
あまりほかの演奏は気にならなかったのですが、
のこりの演奏もすごいものばかりですね。

これはお得!じゃ○ネットの社長もびっくりの裏声で、
薦めたい気分になります。特にクラシック初心者の人は
これだけ買ってればもうチャイコのさわりはOKって感じですよ。
(その先はラマン湖の水深よりも遥かに深いですが。)

ただ、どれも有名な演奏ばかりなので、ある程度CDを持っている人は
どれかひとつぐらいはすでに持っているCDを重ねて買うことになるかも。
(私もリヒテル+カラヤンのピアノ協奏曲がかぶりました・・・でもいいや)

お買い得な名演集
私はクレーメルのヴァイオリン協奏曲以外は既に所持していたが、どれも素晴らしい演奏ばかり。名盤の誉れ高いカラヤンVSO&リヒテルのピアノ協奏曲に、大砲が大迫力、ドラティの「1812年」など初心者からマニアの方まで誰もが楽しめる内容。クレーメルのヴァイオリン協奏曲もクールでカッコイイ演奏。値段も安いし、非常にお買い得。
クラシック初心者向け
このCDの最大の魅力は、カラヤンとリヒテルによるピアノ協奏曲第一番である。
リヒテルのピアノの生き生きとしたタッチや、それをバックで支えるカラヤン&ウィーン交響楽団の豪華絢爛さは例えようも無い。
また、クレーメル&マゼール指揮、ベルリンフィルのヴァイオリン協奏曲の出来栄えも文句無くすばらしい。
価格もお手ごろなので買ってみるのはいかがでしょうか?

チャイコフスキー:3大バレエ チャイコフスキー:3大バレエ
カラヤン(ヘルベルト・フォン)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   カラヤン(ヘルベルト・フォン)  
華やかなバレエ音楽
ジャケットの通りの華やかな音楽で、3つの作品のオムニバスとは思えない程、アルバムとしてトータルに楽しめる稀有な一枚です。

カラヤンの颯爽としたスタイルと、ベルリンフィルの華麗な演奏が、塩梅好く調和する。白鳥の湖も、くるみ割り人形も、ドラマティックで、華やかな気分で聴くことができるのです。クラシックに、チャイコフスキーに求める、華麗なひと時が味わえます。

最初にこのディスクに出会ったのは、もう20年も前です。何百回と聴いていますが、まだ聴き足りないですね。少し落ち込んだ気分が華やかに変わった経験も、何度もしました。苦しいときに助けられたアルバムのひとつです。

この華やかさ。自分の結婚式のとき、使う音楽として真っ先に想い付きました。ケーキカットの時の花のワルツは、とても印象的に残っています。
花のワルツのラスト
チャイコフスキーのワルツ=ディズニーという方程式が勝手にできあがっているクラシックド素人の自分ですが、
カラヤンによる抜粋、しかも安価版ということで聞いてみました。

眠りの森の美女のワルツ、そして最後の花のワルツは堪りません。大好きです。でも、演奏の締めが「ジャジャンジャンジャンジャン」と足早に終わってしまい、華麗な美しさに酔いそれていたのにそのあっけなさに興ざめ・・ということで、星四つです。他の三大バレエのCDも探してみようと思います。
弦の響きが美しい
カラヤン節のオケは色々聞きましたがこれもなかなか良いと思う
何と言ってもベルリンフィルの弦のまろやかさがたまりません!
なのでちょっと元気よいアンドレプレヴィン指揮CDより
このCDの方のが好きです
カラヤン節のがなんとなくオーヴァーに美しさが語られている感じが聞くとするのです

この値段でこの優雅さは満足。でも全曲聞けるとなお良かった

チャイコフスキー:交響曲全集 チャイコフスキー:交響曲全集
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団   ポリドール   ポリドール   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団  
何故にカラヤンはチャイコ好き?
カラヤンのチャイコフスキー交響曲全集‥カラヤンが1〜3番の初期交響曲を録音してくれるとは思っていなかったので発売当時「驚いた」のを思い出す。ベートーヴェン・ブラームス・モーツァルト等「ドイツ・オーストリア」系の作品を得意とする、「ザルツブルグ」生まれの彼が「何ゆえ」ロシアの大作曲家「チャイコフスキー」を好んで取り上げるのか?カラヤン自身も語っていないし、文献にも記述がないので「憶測」するしかないがこの作曲家特有の「哀愁を帯びた美しい旋律とメランコリックな情緒」がカラヤンを「惹き付け」るのかもしれない‥。演奏はBPOの完璧なアンサンブルと美しいオケの響きにより「充実した演奏」が楽しめる。「悲愴」は後のVPOの「枯れた表現」も美しかったが、こちらのBPOの演奏も「粒の揃った音色・スケールの大きな表現」が素晴らしい名演だ!(同オケ71年録音の情緒あふれる演奏も必聴)初期交響曲は後期に比べカラヤンの「思い入れ」が不足しており演奏も「メリハリ」に欠けるが「オケのアンサンブルが美しい」立派な演奏だ!初期交響曲は「ロストロポーヴィチ・LPO」の演奏が「作曲家への共感」が深く「最も面白く」聴ける。残念ながら「マンフレッド交響曲」が抜けているとはいえ、チャイコフスキー交響曲全集では「最も完成度の高い」カラヤンの代表的な「名録音」だと思います‥!
カラヤン最良の遺産のひとつ
最初に断っておきます。カラヤンの演奏は嫌いです。でも....

このチャイコフスキー交響曲全集でのカラヤン&BPOは、
最初から最後まで集中力を保ち、カラヤンにありがちな
「ゴージャス=ケバケバ、ギラギラ&ユルユル」な雰囲気を封印し、
実に聴きごたえのある名演を成し遂げていると思います。
特にオススメは交響曲第5番。これは数ある録音の中でも指折りの名演と思います。
全盛期のBPOによる演奏は一分の隙もなく、圧倒的なテクニックを
音楽の感動に昇華していきます。そしてそれを引き出しているのは、カラヤンのタクト。
ギラギラになりそうな一歩手前で踏みとどまり、どっしりとした分厚いサウンドを
見事なまでに最上級の緊張感へと誘ってくれるのです。

カラヤンはこれまでに幾度となくチャイコフスキーの交響曲を録音していますし、
最晩年にはウィーンフィルと「悲愴」の名演を成し遂げています。
それほどまでに思い入れのあるからこそ、
これだけ楽曲の本質に迫る演奏をすることができたのかもしれません。

なんにせよ、この全集はファーストチョイスとしてだけでなく、
チャイコフスキー交響曲全集の決定版として推薦することすら
やぶさかではない、実にすばらしい演奏です。

少なくとも.....

チャイコフスキー好きでこの演奏を聴いたことのない人は、
名演について語り切ることはできないと言い切ってよいでしょう。
好悪はともかく、必ず一度は聴いておくべき名盤だと思います。
びっくりするくらい立派な演奏です。
 この録音は、カラヤン=ベルリンフィルの正に絶頂期のもので、個々の奏者のテクニック、アンサンブルの正確さ、表現力の豊かさ、音響のパワー、どれをとってもこれ以上の演奏は、正直言って考えられません。音の洪水に身を任せ、薬師丸ひろ子の「ああ、快感!」というセリフ(ちょっと古いね!)を思わず口に出してしまいそうになります。
 1〜3番についての評論家の批評は「曲への共感が足りない」などと厳しいものがありますが、一般大衆の私には、「あまり有名でない曲を立派な演奏で聴かせてくれててありがとう!」という感じです。4〜6番については、今さらあれこれいう必要のない名演奏です。
 みなさん、素直な気持ちでじっくり聴いてみてください。きっと至福の時が得られますよ。

チャイコフスキー:交響曲第6番 チャイコフスキー:交響曲第6番
カラヤン(ヘルベルト・フォン)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   カラヤン(ヘルベルト・フォン)  
悲愴の頂点
言うまでもなく、チャイコフスキーの名曲中の名曲である「悲愴」ですが、
数々の演奏を耳にして、LP時代から10数枚を購入し愛聴してきました。
カラヤンの演奏もド派手なEMI盤、枯れた魅力のウィーンフィルとの最後のもの、
今、改めてカラヤンの芸術を60年代70年代80年代と聴き直し、
CDも買いなおして聴いています。
この76年当時のベルリンフィルのアンサンブルの完璧さは惚れ惚れします。
そして磨き上げた「悲愴」の美しさ悲しさに感動しなおしました。
そして、たった1000円でこの名盤が買えるとは驚きです。
チャイコフスキー入門者には絶対この1枚をお勧めします。
第3楽章についてのみの感想ですが
カラヤンによる悲愴の第3楽章は大変情熱的であり、重厚なサウンドを私たちは楽しむことができるでしょう。
そのような演奏が好みの方にはぜひお薦めしたい素晴らしい演奏です。

しかし、第3楽章はト長調によるスケルツォと行進曲であります。
優雅さと諧謔さ、軽やかさ(この例えは少し言葉選びが悪いかもしれませんが)という観点からすれば、カラヤンの演奏は元気が良すぎる、ガシガシ猛進する行進曲のようにも聞こえます。
もし、優雅さと諧謔さ、軽やかさを重視するのであればムラヴィンスキー/レニングラードフィルの演奏を薦めます。

もちろん、ほかにも名演奏はあることと思います。

いろいろと聞き比べをして、一つの曲の解釈の多様性を楽しむのも面白いかもしれません。
美しい。
私はベルリンフィルの音色が大好きです。カラヤン&ベルリンフィルによる悲愴。これが1000円で聴けるというのは信じ難いものがあります。

カラヤンは悲愴を7回録音しているとのこと。5回目、71年のベルリンフィルとの爆演、あるいは最後、7回目のウィーンフィルとの演奏が特に人気が高いようですが、私はこの76年ベルリンフィル版が最もしっくりきました。

71年版(EMIから販売)の激しさは私にはうっとうしく感じられ、ウィーンフィルとの演奏は「枯れた演奏」とよく評される通り、少し大人し過ぎるように感じられます。

この6度目の演奏は迫力もあり、カラヤン&ベルリンフィルならではの、統率がとれテンポも小気味良く、洗練された美しい音色を聴くことができ、最も万人受けするバランスの良い演奏ではないかと思います。値段も1000円と信じられないほど安いですし、クラシック初心者の方にも安心してお薦めできる一枚ではないかと思います。



チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調
リヒテル(スヴャトスラフ)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   リヒテル(スヴャトスラフ)  
録音が悪いのだろうか?
ラフマニノフのピアノ協奏曲は、1959年4月の録音とのことで、アシュケナージの1984年4月の録音より25年も古いので、ピアノもオーケストラも全体が平板に聞こえる。
チャイコフスキーのピアノ協奏曲も1962年9月なので、少し物足りない。
好き嫌いがあると思いますが、私にとっては微妙な一枚です。
お勧め
リヒテルのラフマニのコンチェルトは特にお勧めしたいです。
そのパワフルな演奏にはまだ余裕すら感じられる。
聴き終わった後に感動が覚めず、また何度でも聴き返してしまう。
この曲に関しては歴代最高ではないでしょうか?
素敵!すてき!ステキ!
ラフマピアコン2が欲しくて購入しましたが、
カップリングが、チャイコン1とは豪華・豪華。
ラフマニノフの演奏は本当に素晴らしく、情緒的で、うっとり聞き惚れました。
チャイコフスキーのほうも私は好きですが、
聊かこけおどし的というか、大げさな印象に感じます。
(が、作品そのものがこけおどし的であり、これはマイナスな印象ではありません。)

ラフマ・ピアコン2にチャイコン、お買い得?
ラフマニノフのピアコン2にチャイコフスキーのピアコン1。ピアノ協奏曲の2大人気曲のカップリングで、しかもラフマは名盤の誉れ高く・・・、お買い得といえるかもしれません。
ラフマ・ピアコン2はあくまでリヒテルそのものでした。強い打鍵で下部雑音を利用した力強い、やや重い演奏。ピアノの音が一音一音はっきり聴こえ、ややオケが引き気味でリヒテルの真骨頂を存分に味わえます。
一方のチャイコンは、これまたいかにもリヒテルらしい演奏。重戦車の如くばく進するところをカラヤンがオケに鞭入れ追いかける展開。あの重戦車に対抗できるのはベルリンフィルの、これまた重戦車的弦楽軍団のみか?リヒテルとあわせるオケは、何だか大変そうですね。
ラフマ・ピアコン2は、リヒテルの重厚な演奏が文句なく、必聴の一枚と感じました。
チャイコ・ピアコン1は、意見が分かれるかも・・・。
ラフマニは◎、チャイコは?
リヒテルのラフマニノフ、カラヤンとの共演となったチャイコン。ひところ随分聞き込んだものです。もちろん別々のディスクで・・(泣)。チャイコンはラフマニノフのピアノ小品とのカップリングでした。この名盤2枚が一枚のCDになるとは、本当にいい時代です。
ラフマニノフは、近年発売された小澤&ツィマーマンが出るまで、アシュケナージ盤と双璧の名盤でした。オケには少々難があるものの、リヒテルの巨大なスケール感、超絶技巧、ロシア的郷愁がこのコンチェルトの魅力を余すところなく表現しきっています。
カラヤンとの共演になったチャイコン。晩年のカラヤンは、リヒテルのような強烈な個性のソリストを迎えるのを避け、エッシェンバッハやバイオリンのムターなど小粒でそつのない演奏をするソリストを好んでいましたが、60年代、脂の乗り切ったカラヤンとリヒテルは、両者一歩も引かないがっぷり四つの真剣勝負を繰り広げます。ここでも残念なのはオケ。当時のVSOの技術的レベルがベルリンpoやウィーンpoに遠く及ばず、技術面をあまり気にする方ではないですが、粗が目立ち過ぎて完全には酔えませんでした。
ソリスト、指揮者、オケと3拍子揃った録音というのは本当に難しいものです。



チャイコフスキー:VN協奏曲 チャイコフスキー:VN協奏曲
諏訪内晶子   ワーナーミュージック・ジャパン   ワーナーミュージック・ジャパン   諏訪内晶子  
世界最高の水準の高さ、なるほどと納得させてくれる名演。
 諏訪内さんがチャイコフスキーコンクールで優勝した時の記念Golaコンサートの録音。
バイオリンを自在に操るってこういう事なんだ、と納得。
天才の世界を少し、垣間見ることができるようです。
おそらく、競技後なので多少気楽に、自由に演奏したのではないでしょうか。
 演奏は、ため息がでてくるくらいに美しく、華麗。
カメラのシャッター音がしっかりと入っているのがすごく残念。
でも記念コンサートの雰囲気つくりには役立っているのかもしれません。
 すばらしい才能の開花、こういったものなんですねえ、と拍手。
コンクール本選の演奏と同じと思わない方がいいです
 
コンクール本選の演奏は、彼女特有の激情を内に秘めた音色で感動を誘い、この演奏なら審査員全員一致での優勝も当然と思われた。

しかしこのCDは優勝後のコンサートの録音であり、高揚感は本選の演奏に比べて半減。

さらに最近の諏訪内の演奏を聴きなれている方には、楽器に依る音色が物足りなく感じられるかもしれない (ストラディバリのを貸与される前なので)
 
待ちわびたチャイコフスキー
諏訪内晶子さんがチャイコフスキーコンクールに優勝した直後、FM放送でこの演奏を聴き、震え上がりました。何と言う鋭さ、何と言う深み、聞き慣れたコーガンやハイフェッツには無い新しい才能の輝きを感じました。しかし残念なことに当時発売になったCDを買い損なってしまったのです。 12年待ってようやく念願のCDを手に入れることができました。毎日2回3回と聞いて感動に打ち震えております。こんな事を思うのは私だけかも知れませんが、オーケストラは台本の棒読みのようでつまらないです。けれどもそんなことはおかまいなしに諏訪内晶子さんの演奏はすごい。
1ページ目
1990年に諏訪内晶子がチャイコフスキー国際音楽コンクールで優勝した際のメモリアルコンサート。
当時18歳の彼女のモスクワフィルハーモニー管弦楽団を凌駕する最高の演奏が楽しめます。
技術的にも難しい高音部等は鳥肌が立つ程の素晴らしさ!!
静かな感動がこみ上げてきます。
将来が楽しみな若い演奏家の歴史の1ページがこのCDであると思います。


チャイコフスキー:作品集 チャイコフスキー:作品集
オムニバス(クラシック)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   チャイコフスキー  
個性派の名演奏
 バーンスタイン晩年のチャイコフスキーの交響曲は超個性派の名演奏として知られているものです。思い入れたっぷりに歌いまくって、普通とはまったく違ったバーンスタイン独自の世界観をつくりあげています。そのため、好き嫌いははっきりと分かれると思います。オーソドックスとは程遠い演奏スタイルなので、入門用としては積極的にはお薦めできません。
 併録のロストロポーヴィチによる「くるみ割り人形」はバーンスタインの濃い演奏と比べるといくらかあっさりした感じもありますが、ベルリン・フィルの美麗な音色をいかしつつロシア的な民族色も感じられる秀逸な演奏です。
 パノラマ・シリーズはどちらかといえば入門者を主眼に置いて制作されているように思っていましたが、このCDに収録されている演奏を楽しむことができるのは入門者よりもむしろ他にも何種類か同曲のCDを聴いてきた熟練者かもしれません。

 ちなみに、バーンスタインのチャイコフスキーでは、交響曲第4番のレコーディングもあります(ドイツ・グラモフォン POCG-30007)。もしここに収録された第5番、第6番「悲愴」が気に入ったなら、そちらもお薦めです。
クラシック初心者向け
このCDの最大の魅力は、バーンスタイン指揮、ニューヨークフィルハーモニックによる交響曲第六番「悲愴」である。
バーンスタインの整った指揮は、この曲独特なメランコリーを感じさせるロマンを美しく表現できている。
また、併録されている「くるみ割り人形」はベルリンフィルの音の重厚さを引き立たせるロストロポーヴィチの指揮が魅力的である。
お買い得な一枚。
バーンスタインのチャイコフスキーは濃厚な後期ロマン主義の結晶のような深い感情移入から生まれた名演。ロストロのくるみ割り人形もベルリンフィルの一人一人の演奏家が楽しんで演奏している。特にカラフルな木管の響きがクリアに録音されているのがいい。初めて聴く人にはもちろん、通俗名曲として嫌う人ももう一度曲の魅力を見直させる力を持ったすばらしい名演だと思うのでぜひ聞いてみてみてほしい。

チャイコフスキー:交響曲第5番 チャイコフスキー:交響曲第5番
カラヤン(ヘルベルト・フォン)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   カラヤン(ヘルベルト・フォン)  
マイベスト・チャイ5と久々に再会!(涙)
私は、あらゆるクラシック曲の中でチャイ5がダントツぶっちぎりで一番好きだ。評論家や音楽通が通俗的だとかなんとか酷評しようが関係ない、好きなものは好きなのだ。しかし、マイベスト・チャイ5と呼べるような演奏にはなかなか出会えない。このレビュー欄で圧倒的人気を誇るムラヴィンスキーは気に入らなかった。カラヤンの70年代後半録音の全集は秀演だが、マイベストとまではいかない。私の好みがうるさ過ぎるのだろうか?と悩みながら、今回同じカラヤンの71年に録音されたこの盤を購入してみた。 …こ、これだ!… この何とも自然な流れと豊かな響き。これは、私が若かりし頃LPレコードで毎日のように聴いていたチャイ5ではないか!あの東芝EMIの緑色のLPジャケットが頭に浮かぶ。そうか、どんなチャイ5を聴いてもいいと思えなかった訳は脳裏のどこか隅っこにこの若きカラヤンの情熱的な演奏が刷り込まれていたからだったのだ。第2楽章後半の運命の動機の強奏でTpがホンの少しフライングするところなど鮮明に覚えている…演奏は、今の流行りからすれば全体に遅めなのだろうけど、遅いとは感じさせない。ソロではたっぷりと歌わせ、楽器が加わっていくと共に徐々にインテンポに上げていく絶妙なテンポ設定が全くもって自然。特に第4楽章のG.P.以降最後の4連打までの、過剰な演出を廃し音楽の自然な流れに身を委ねるようなテンポに大拍手!全体に熱っぽい表現と評されることが多いこの演奏、強めに鳴らしているのは確かだが、それが限りなく豊かで美しい音なのだ。特にホルンは弱音のソロも強奏のソリも本当に身震いするほどいい音。もちろん録音年代からして音質自体は最新のCDとは比べようもないが、それを差し引いても有り余る、まさにベルリン・フィル黄金期の音である。…チャイ5については今のところカラヤンのこの盤と小林研一郎がマイベストだ。これからもたくさんのチャイ5を聴いていくだろうが、このマイ・ベストはそう簡単に更新されはしないだろう。
大ハッスルの第5番
いつになく感情むき出しで大ハッスルしているカラヤンの姿がここで聴かれます。
晩年のDG盤と比較すると、カラヤン自身の充実した生命力を感じることができます。
第6番 悲愴でもそうでしたが、特筆すべきはやはり'71年当時のBPOの演奏力です。
金・木管系がカラヤンの期待にしっかりと答えを出してくれた結果、
情感たっぷりの弦と共にメリハリある第5番に仕上がっています。
チャイコの第5番はこれがベスト!
カラヤンが生涯に5回録音した第5番の演奏のうち、3回目にあたるのが本作品です。古今東西で、これに勝る熱演はないでしょう。

お勧めは2楽章と最終楽章です。2楽章では冒頭のホルンが優しく、表現力が豊か。1回目の「運命の動機」に続くピチカートはわざとタイミングをずらしてあって、とても効果的。中盤クライマックスで弦楽器主体で奏でられる「嘆き」と「訴えかけ」のメロディーは、高揚感が素晴らしい。諦めの境地に陥ったあとに、突如鳴り響く2回目の「運命の動機」は何回聴いても、びっくり!心臓に悪いくらいです。

最終楽章では、オケ全体が良くまとまっておりながらも、荒々しい野性味溢れるリズム感が魅力的。チャイコが自ら述べた「あの曲にはイヤなものがあります」と言った部分が、良い意味で表現されている。そしてこの交響曲の一番の魅力である、長大なコーダ。カラヤンならではの絢爛豪華で勇猛なマーチで締めくくられる。

チャイコフスキーの嘆きと狂騒の2面性を見事に表現しきった名演奏です。

チャイ5は日本人好み
陰鬱なホ短調から始まる第1楽章からで始まり、第2楽章のアンダンテでは、緩徐楽章でまるで静かな湖畔の旁らにたたずんでいるように感じます。第3楽章は、数々のバレエ音楽を作曲してきたチャイコフスキーならではの優雅なワルツです。最終楽章は、フィナーレで、盛り上がる部分です。第1楽章で示された動機が長調の明るい調べで示されティンパニの強打で主部に入ります。第一主題は力強く、第二主題は行進曲のような性格で演奏されます。展開部、再現部のあと、長大なコーダに入り、そして冒頭の動機が高らかに奏じられます。
すなわち、暗→明へとなる曲です。単純明快な起承転結な物語の曲とも言えます。

カラヤンの指揮は簡潔でまさにこの曲の指揮にうってつけです。
カラヤンの爆演!
これは凄い。あのカラヤンがこれほど情熱を爆発させるとは!ライヴを思わせる凄まじい熱気が全曲を貫く。オケの鳴りっぷりも凄く、終楽章のティンパニ激打などには身の毛もよだつ!地響きを立て迫りくる音楽の洪水、それを自在に操る帝王Karajan…。今では聴けなくなったような、圧倒的な輝きをもつ音楽。全ての音楽ファンに是非聴いていただきたい。

チャイコフスキー:四季 チャイコフスキー:四季
プレトニョフ(ミハイル)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   プレトニョフ(ミハイル)  
チャイコフスキーの意外な顔
もっとロマンチックな作品を想像していましたが、プレトニョフの丁寧な演奏で上品で凛とした雰囲気がとても気に入りました。チャイコフスキーにこんな顔があったなんて知りませんでした。

1   |   2   |   3   |   4   |   5   |   6   |   7      »      [358]
合計件数:3578  合計ページ数:358