バロック・ヴァイオリン名曲集 バロック・ヴァイオリン名曲集
海野義雄   ソニーレコード   ソニーレコード   海野義雄  
素晴らしい演奏
正直、初めて海野義雄さんの演奏を聞きました。すごいと思いました。とても繊細で、柔らかな何度聴いてもあきることのないCDです。彼の全ての演奏を聴いてみたいと思いました。
モダン・ヴァイオリン名曲集
「バロック・ヴァイオリン名曲集」と銘打ちながら、「バロック・ヴァイオリン」を使用せずに「モダン・ヴァイオリン」を使用した演奏。題名にだまされました。伴奏にチェンバロやオルガンではなく「ピアノ」と書いてあるのを見落とし、出だしから見事に期待が裏切られました。現代の楽器を使って違和感を感じない方は、どうぞ。
星10個!!
一曲一曲に対し正面から向き合い、丁寧に、そして情熱的な中にせつなさを秘めた海野氏の優しさと厳しさが伝わってくる究極の1枚と言っても過言ではないでしょう。朝に夜にシャコンヌを満喫しています。車内で聴ける様にもう一枚購入しました。
毎朝のBGM
とにかく丁寧な演奏で何度も聴きたくなる一枚です。
買ってからほぼ毎朝、毎晩聴いています。
勉強するときのBGMにも最適。

他のヴァイオリニストの「シャコンヌ」を聴きましたが、私個人としてはこの「シャコンヌ」を気に入っています。

「悪魔のトリル」は後半少しミス(微妙な間。私だけがそう感じるのかもしれません)がありますが、そのことがあまり気にならないほどの力強い演奏です。
 
哀愁の中にある力強さ、ぜひ、聴いてみてください。
日本人はこの人を忘れてませんか
久しぶりにこのCDを聴いて感動してしまった。ヴィターリの「シャコンヌ」はいくつかの名演奏がある。情熱的に歌い上げるシェリング、冷静に坦々と弾きながらその中に万感の思いを込めるミルシティンなど。海野は音符の一つ一つをおろそかにせず、楽譜通りに、一見ミルシティンのように坦々と演奏しながら、その符間に「日本人の心」を込める。いまや海野よりじょうずに演奏する日本人は幾人もいよう。しかし、海野ほど西洋音楽に矛盾なく日本人の魂を込められる人を見たことがない。「シャコンヌ」以外の曲も同様に日本の心を味わえる演奏で、全曲を聴いているうちに、粛々とその感動が胸に伝わってくる。

聞き終わったとき、心から日本は、この人を、この演奏を大切にしなければいけないと感じた。いまだ真の演奏スタイルが固まらず、西洋かぶれから抜け出せないでいる日本人演奏家の目指すべき答えが、ここにあったではないか!!

なお、海野の得意とするモーツァルトのヴァイオリンソナタを全曲聴いてみたい。まだ企画がないのなら是非検討してCD化してほしい。


名器の響き ヴァイオリンの歴史的名器(再プレス) 名器の響き ヴァイオリンの歴史的名器(再プレス)
アモイヤル(ピエール)   Warner Music Japan =music=   Warner Music Japan =music=   アモイヤル(ピエール)  

悪魔のトリル~ヴァイオリン小品集 悪魔のトリル~ヴァイオリン小品集
シェリング(ヘンリク)   BMG JAPAN   BMG JAPAN   シェリング(ヘンリク)  
シェリングの音があまりにも・・・
ヘンリク・シェリングのヴァイオリンの音は、一般的には「美音」とされているが、これこそ、一般的な評価基準が悪趣味さに立脚していることを示すものである。
小品集の演奏なのだが、語り口に柔らかさがまったくなく、悪い意味で教科書的である。
非の打ち所のない演奏
 シェリングによるヴィターリのシャコンヌの演奏が聴きたくてずいぶん前に買った。わたしはこの演奏がとても大好きで、頻繁にCDを再生させる。この演奏の素晴らしさを言葉で説明するのは難しいが、わたしが特に好きなのは次の点だ。

 それは、シェリングの演奏が実に自然でどこにも無理がないことだ。この曲にはトリルやダブルストップ、装飾音符などがたくさん出てくるが、シェリングの演奏にはどこにも不自然な点がない。

 他の人の録音を聴くと、トリルの前後でリズムが揺らいだり、リズムを気にする余りトリルがゆるくなったり、ダブルストップのビブラートが弱かったり、装飾音符の響かせ方が不自然に感じることがあって物足りない。

 わたしは、細かく刻まれたトリルがきっかりリズムの中に収まっているかどうかを気にしてしまう。シェリングの演奏は非の打ち所がどこにもなく、心から楽しむことができる。

タルティーニ:悪魔のトリル タルティーニ:悪魔のトリル
オイストラフ(ダヴィド)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   オイストラフ(ダヴィド)  

悪魔のトリル ― ヴァイオリン名曲集 悪魔のトリル ― ヴァイオリン名曲集
ミルシテイン(ナタン)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   ミルシテイン(ナタン)  
   甘いロマンティシズムよりは、気位の高さ。聴き手におもねる煽情性よりは、屹立した孤高の境地――。いまから40年も前の演奏というのに、少しも古さを感じさせないのは、ミルシテインの芸風が、現代的でクールな感覚をある意味先取りしていたからだろうか。

   ウクライナのオデッサ生まれの名ヴァイオリニスト、ナタン・ミルシテイン(1904-1992)は、いまも特に玄人筋に絶大な支持があり、現代の多くのヴァイオリニストたちの尊敬の的となっている。

   ミルシテインは、どんな曲目を弾いていても、硬質で純度の高い音楽を奏でる。音程もリズムも、無類の正確な技術を持っているのに、技術の存在が前に出ない。そこには音楽しか感じさせない。

   十八番であるヴィターリ「シャコンヌ」やタルティーニ「悪魔のトリル」はもちろんのこと、ジュスキント指揮コンサートアーツ管弦楽団をバックに従えたベートーヴェン「ロマンス第2番」、モーツァルト「ロンドK.373」「アダージョK.261」が素晴らしい。音が少なくシンプルな歌謡的な作品では、技巧型のヴァイオリニストは退屈になりかねないが、その点ミルシテインは次元が違う。音が少ないほど、深みのある音楽がじわじわと実感され、しびれるような感動を与えてくれる。

   選曲のバランスもいい。ミルシテインが最も積極的に録音を行っていた膨大な量のキャピトル時代の音源から、最良のものばかりが選ばれている。(林田直樹)
ちょっと真面目っぽい
「悪魔のトリル」が聞きたくて買ったのですが、
「悪魔に魂を売ってまでこの曲を演奏したタルティーニ」な感じではなく、
「楽譜に忠実に。
でも艶っぽさは出してる」という感じでした。
ミルシテインの使ってるヴァイオリンのせいでしょうか、
ちょっと真面目っぽさのでる演奏でした。
(~ヘ~)ウーン
金属的???この方の使ってらっしゃる楽器はそうとうふるいものだと思われました。そのことについてはなんの説明もなされていませんが。

私自身、アルティールグリュミオーのファンでして、悪魔のトリルに関しては、古楽器を使用されてるミルシテインさんよりもはるかにグリュミオーのほうが機敏さ、悪魔ぽさをかもし出していると思います。だから、確かさが求められるフォリアや、バッハ、モーツアルトなんかは、この方に大変あっていますし、淡々と弾くのもいいなあ~と思いました。
涙、涙、涙。
素晴らしいとしか言いようがないです。
ヴィターリのシャコンヌは涙なしには聴けなかったです。
どんな想いでお弾きになってるのか・・・と、色々考えさせられる演奏です。
苦しい時代を生きてこられ、バイオリンに対する深い愛情を感じられます。
他のCDになりますが、サン=サーンスの 序奏とロンドも素晴らしかったです。
一曲入魂の至芸
音が堅くなりがちな当時の録音の中から、艶のある端正な音が溢れんばかりに聞こえてくる。悪魔のトリルとヴィターリのシャコンヌは何度も聴き直してしまう名演。聴き終わって襟を正さずにはいられない。それにしてもミルシテインの曲に対する没入は凄い。一曲入魂とも言うべき真摯なスタンスで独自の精神世界を作り上げていく。
金属的な音?
ミルシテインのバイオリンを聴きたくてCDを買ったわけではなかった。コレッリの「ラ・フォリア」を聴きたいと思って色々探した末、この「悪魔のトリル」にたどり着いた。聴いてみることができないため、CDレビューにあった”金属的な音”という言葉は引っかかった。というのも、私はバイオリン特有の”金属的な音”が大の苦手だから。結論から言うと、全くの杞憂だった。最初のベートーベンのロマンスは少々「ちりちり」しているが、モーツァルトのアダージョからいわゆる”豊潤な音色”で満たされること請け合い。特に、当初の目的の「ラ・フォリア」は、ミルシテインの息づかいをほおに感ずる”白眉”。


悪魔のトリル 悪魔のトリル
メルクス(エドゥアルト)   ポリドール   ポリドール   メルクス(エドゥアルト)  
心に沁みるシャコンヌ
 このCDを買ったのはシャコンヌを聞くためでした。
 シャコンヌには大きく分けて4つのバージョンがあるといいます。
 ピアノ伴奏、室内楽伴奏、オルガン伴奏と管弦楽伴奏

 「この地上で一番悲しい曲」と言われるシャコンヌを聴くにはこの
 メルクスのオルガン伴奏のシャコンヌが最適だと思います。

 パイプオルガン伴奏の中で弾かれるシャコンヌは何とも言えない
 悲壮感を克服した余裕感のある音に包まれています。
 シャコンヌのファンならぜひとも聞くべきCDです。
 


タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集
ダスカラキス   Naxos   Naxos   ダスカラキス  

タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集、トリオ・ソナタ集 タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集、トリオ・ソナタ集
Brilliant Classics   Brilliant Classics   タルティーニ  

ツィゴイネルワイゼン/ヴァイオリン名曲集 ツィゴイネルワイゼン/ヴァイオリン名曲集
ムター(アンネ=ゾフィー)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   ムター(アンネ=ゾフィー)  
DGのベストセラー
DGの歴史の中でこれほどまでに売れたアルバムはないといわれるほど、内容の濃いアルバム。レヴァイン&ウィーン・フィルというバックを得たムターがまさに「水を得た魚」の如く、のびのびと弾いている。
特にお勧めなのがカルメン・ファンタジーです。オーケストラとムターが会話をしているかのように弾いています。
お気に入り
ムターとウィーンフィルの組み合わせ。最強のバックを得て、一層ムターの腕が冴えています。メジャーな小品なので多くの録音が世に出ていますが、この演奏は群を抜いて良いです。かなりのお気に入りです。

ロマンセス ロマンセス
カメダ(コー・ガブリエル)   アブソードミュージックジャパン   アブソードミュージックジャパン   カメダ(コー・ガブリエル)  
冴えわたる響き
やはり只者ではありません。単なる色男ではありません。難曲を手玉に取るような名演奏です。特に悪魔のトリル、エル・グラン・タンゴは素晴らしいです。若くてみずみずしい音のため、好き嫌いはあるかもしれません。
悪魔のトリルを始め、どの曲も最高の名演です
コー・ガブリエル・カメダはドイツを中心に活躍しているため、日本ではあまり知られていないようです。が、同世代の日本人ヴァイオリニストに比べて圧倒的な巧さを誇っていると思います。生で聴いたことがあるのですが、あまりの巧さに震えました。現在手に入る彼のCDがこの一枚だけなのは残念です。

CDに入っている曲はどれも素晴らしいですが、特に悪魔のトリルは今まで聴いたどんな演奏より魅力的でした。情熱的で、何より技の冴えが尋常でなく、「悪魔」を感じさせられるとしたらこういう演奏でしょう。また、エル・グラン・タンゴ、ツィガーヌも圧巻です。

技巧が冴え渡り、情熱的で、深い精神性を感じさせるこのCDは何度聴いても飽きません。深いです。


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