ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
ポリーニ(マウリツィオ) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック ポリーニ(マウリツィオ)
ポリーニの偉業
ポリーニの(再)デビューアルバムとなった“ペトルーシュカ”と“戦争ソナタ”を含むこのアルバム。
躍動感にあふれ、正確な打鍵で濁りのない音が湧き出てくるペトルーシュカ。
あまりにも軽快なテンポのため、標題をいつしか忘れてしまいそうな戦争ソナタ。
両曲共に相当な難曲ですが、それをまったく感じさせないところにこの演奏の醍醐味があります。
後のシェーンベルク・べルク・ノーノなど、聴かず嫌いの人が多い【近代音楽のピアノ曲】の数々を
ハイクオリティーな演奏によって我々に紹介〜親しみやすくしてくれたという点でも、
このアルバムを始めとした数々の活動内容はポリーニの地味な偉業だと思います。
これは凄い、オケ版しか知らない方は必聴
もはや定盤とも言える名盤ですが・・・
私はオケ版のペトルーシュカしか知りませんでしたので、この演奏を聴いた時は心底驚きました。
「ピアノとはオーケストラである」と良く言われますが、まさにその言葉通り!
1種類の音色しか無いはずなのに、眼前にフルオーケストラが広がっているかのような演奏です。
ピアノはこれほどまでに多種多様な表現ができるのかと、ただただ驚くばかりでした。
元々ピアノの活躍する曲なのでなおさらなのですが・・・
しかしこんな演奏を、たった2本の腕でどうやって演奏しているのかと驚くばかりです。
さすがにラスト付近のフーガ(カノン?)調の部分では、パーシャル切れしたMIDI演奏のように切れ切れになってしまいますが(^−^;それにしても凄い、凄すぎる。
オケ版のペトルーシュカしか知らない方は、ぜひ御一聴ください。度肝抜かれること間違いございません。
ただただ圧倒されます。
マウリツィオ・ポリーニによる演奏。ペトルーシュカの演奏には驚きました。この難曲を軽々と、しかもノリノリで弾きこなしてしまう。人間離れした技量に脱帽です。
舞いましょう!
ペトルーシュカからの…:動きも衣装も軽やかで華やかなバレリーナが舞い踊るよう。聞いていくうちに頭の中でバレエが展開される快楽!お花畑を駆け回る感じ。それに深みも味わいもあって、凄い演奏です。買って大正解!
プロコフィエフ 戦争ソナタ:NHKスーパーピアノレッスンでお馴染みのトラーゼさんで味わえる「熱さ・スゴ味・苦しみ・怒り・悲しみ・喜び・瞑想性」といった深みは感じられなかった。グールドやホロヴィッツ版では「ああ難曲を弾いてるなぁ」って感じたが、このポリーニ版では「サラッ」と演奏してしまい、難曲さを全く感じない。鈴木イチローが「出来ることを当り前にするのはプロの仕事じゃない、魅(楽しま)せないと…」って言ってたが、その点ではこの演奏はトラーゼさんよりランク下にしました。でも聞かないと損をするくらい完璧な演奏です!(欲を言えばやっぱりもっとドロッとした深みが欲しい)。この完璧さでメシアンの「鳥のカタログ」(超難曲:聴く側にとっても(苦笑))を弾いてみてほしいなぁ。きっとポリーニックに人工自然(デジタリック・ネイチャー(笑))な世界を創り出してくれそうな…
ヴェーベルン・ブーレーズ:聞き流す位が良いかも。何かに没頭している最中に流す位。真剣に聴こうとすると、香り/味わい/深味の少なさに苦痛を感じます(苦行の様:苦笑)。ブーレーズの3,4楽章は非常に良かった:対位法的な且 ポリリズミック・ポリフォニックな美しい構築美はグールドファンもスタンディング・オベーションするくらい!
ポリーニもいいけど「のだめ」のイメージなら女流ピアニスト
CDを検索しても、あまりヒットしないマイナーな曲です。
最近、これを購入して聴いてみたいと考える人は、たぶん「のだめ」がコンクールで弾いた曲であるからではないでしょうか。
ならば、女流ピアニストの盤をと考えるのではないでしょうか。最近では広瀬悦子さんの新譜「ラ・ヴァルス」にも入っていました。これは入手しやすいのではないかと思います。
私は、山岸ルツ子さんにのだめのイメージを重ねます。山岸さんはのだめより格段に美人である点を除けば、打鍵の強さが男性的で、跳ねる、踊り出す、という形容が合う演奏です。ただしライブです。
ストラヴィンスキー:春の祭典
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
重厚にして華麗、正確にして精緻なストラヴィンスキー
カルロ・マリア・ジュリーニとほぼ同時期に、サー・コーリン・デイヴィスが一気に評価を高めた名盤中の名盤。
それまでモーツァルトの伴奏やベートーヴェンの伴奏指揮者、あるいはベルリオーズの専門家程度にしか思われていなかった(1972年頃スティーヴン・ビショップ・コヴァセヴィッチのベートーヴェンピアノ協奏曲全集の伴奏をしていたのです!)デイヴィスでしたが、それだけにこれほど重厚にして華麗、正確にして精緻なストラヴィンスキーを現出できるとは誰も思ってもいなかったのではないでしょうか。
とにかくこのCDと同じジャケットが多くの音楽雑誌を飾っていたのをよく覚えています。
同時に録音の優秀さも当時から特筆されていて、音キチの人たちからも絶賛されていました。
今回のプレスですれがどのようになっているのかわかりませんが、デイヴィスの誠実かつ正攻法の凄みに触れるだけでも十分購買価値があるでしょう。
是非買ってみてください。
荒川静香だけでなく、有名なスケーターが舞ってもよい「春の祭典」
ディズニー映画の「ファンタジア」でこの「春の祭典」が流れたのですが、収録されている他の音楽と同様、音声がレトロすぎ。というわけでこのサー・コリン・デイビスの「春の祭典」を聞くと臨場感があってクリアな音声が楽しめます。
………とまあ、少々つたない(?)前置きで、4曲目、「春の祭典」。「ファンタジア」では地球創世記から恐竜の時代というダイナミックな構成になっていますが、この「春の祭典」も「ファンタジア」以上にダイナミック!ただ、「くるみ割り人形」と同様、順番が変わっているとはいえ、「ファンタジア」のように順番変えで聞いたとしても、音声がどうしても途切れてしまいます。ストレートに、そして「ファンタジア」以上にダイナミックに聞いてみたい方は、いろいろ工夫して見てください。そして、心の中に繰り広げられる、地球創世から現代への物語を想像するだけで、もうそこは別世界。
次回は「田園」です。
今でも優秀録音
LPで最初にでた時優秀録音で有名だった。今聞きなおしても凄い。アナログ録音の絶頂期なのでそこらへんのデジタル録音を軽く蹴散らしている。このころのデイビス、コンセルトヘボウはハイドンでもそうだが、つややかな高音弦、リズミカルな低音弦、くっきりとした木管にここぞとばかりの大太鼓とオーディオ的にききどころがたっぷり。演奏は変な解釈はなしの中庸。でも平凡ではない。中庸の美は説明しにくいので困るのだが、改めてオーケストラの良さを認識。
ペトルーシュカは47年版。やはりパワフルだが整った演奏。
知的でセンス良く、洗練されたハルサイ!
小生はハルサイ・マニアで好きな演奏は幾つかあるが、サー・コリン・デービスは文句無く5つ星! といっても、ハルサイには色々なタイプの演奏があるので、本CDもかなり好き嫌いが分かれるかもしれない。
本演奏は極めて知的であり、このおどろおどろしい曲がデービスの棒にかかると、洗練された音楽になるから不思議である。このストーリーの持つ土俗性、あるいは劇画調タッチを期待すると、思いっきり期待はずれになるだろうが、曲全体のテクスチュアには透明感さえ感じる。また、冷静なデービスの音楽とは対照的に、コントラバス奏者がバルトークピチカートもないのに、arcoで支板に弦がバチバチ当たるほどエキサイトして演奏しているのも、妙なバランス感を醸し出しており、とても面白い。冷静な中に秘めたるエネルギー感が溢れている。
ストラヴィンスキー:交響曲集
ラトル(サイモン) EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) ラトル(サイモン)
フレッシュな感動! ラトルのストラヴィンスキー
ラトルとベルリンPOによるストラヴィンスキーの交響楽3つ。
普段、『春の祭典』や『ペトラーシュカ』などしか聴かないリスナーには、十分に面白く感じるだろうし、ラトルの才気煥発、ストラヴィンスキーのシンフォニーの楽しさは満喫できるだろう。
構えの見えるブルックナー(『ロマンティック』)などよりよほどの名演と言えようし、ロマン派よりも指揮者自身の適性のようなものを感じる。もっとも、それではベルリンに長く留まれないという事情もあるだろう。アバドは徹底的にブルックナーを苦手としていたようだし、ベートーヴェンも聴くに耐えなかった。カラヤンも最晩年の一部のライブを除いて、ブルックナーはことごとく凡演。ベートーヴェンにも本質的な齟齬を来たしていたのだが・・・。
とはいっても、このストラヴィンスキーでさえ、ヘビーなリスナーにはいろいろと不満もあるようだ。評者のような何が何でもストラヴィンスキーという意識の薄い者には、本ディスクはまずまず満足できる水準。
『詩篇交響曲』の合唱の扱いなどは、これはこれで名演というにやぶさかじゃあない。ラトルは合唱の扱いが上手い。全体的には☆2つ程度の出来だった『ドイツ・レクイエム』でも合唱には感心した。いろいろと批判もあったが、ベートヴェンの第9でも合唱は誠に見事だった。
ストラヴィンスキーにしてはおとなしい
「ハ長」、「3楽章」にはデュトワ=スイス・ロマンド管の超名演がある。どちらの曲も、ストラヴィンスキー特有の荒々しさだけでなく思いがけない旋律の美しさ、音楽的ジャンルを超えたクロスオーバー的な音作りが満載だ(一部、ジャズ・イディオムらしきものも取り入れられている)。ラトル=BPOの演奏は確かに音楽的には美しいが、どことなく微温的で、冷徹で研ぎ澄まされた鋭さがない。「ラトルの指揮だから」という先入観で勝手に期待していたところもあるのだろうが、いささか悪い意味でまとまりのよすぎる演奏との印象はぬぐえない。「詩篇」も同様。もしこの曲で1枚だけとるとしたら、ショルティ=CSOを推す。
ストラヴィンスキー:春の祭典
ブーレーズ(ピエール) ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル ブーレーズ(ピエール)
ブーレーズハルサイ中、No.1
現在、簡単に手に入る、ブーレーズの3種の「ハルサイ」中、この盤が最高のアグレッシヴな演奏だ。冷静に響きを組んでゆく対極にある、血の吹き出るようなノリとスコアの読みどこを取っても興奮の嵐を呼ぶ。
「ブーレーズって何か冷たいから嫌いだ」と思っている人はこの盤を聴けば天地ひっくり返る程、ぶったまげます!しかも演奏はギリギリのところで破綻が無く、カーチェイスのようなスリルが味わえます!
懐かしいジャケットで再登場。LPが擦り切れる程聞き込んだ!
初めてブーレーズの指揮するLPを購入したのが、今から35年前、高校1年の時でした。当時、世評の高いストラヴィンスキーという作曲家の「春の祭典」のブーレーズ盤が素晴らしいと聞き、訳も判らず購入しました。ダブルジャケットで、内側には、ブーレーズの解説で、この曲の変拍子の規則性の説明が有り、読みながら聴き込み、擦り切れる程聴いた(本当です、冒頭の部分は、空で口ずさめるようになりました)。同時期にプログレッシブ・ロックを聴いていたが、こちらの方が「プログレシブ」だと感じた程。作曲から90年以上立つが、未だに色あせない。70年代のプログレで90年後(2060年代)に残るものは幾つあるだろう?併録のペトルーシュカも躍動感溢れ、素晴らしい!
私個人の音楽感を変えた名曲です。DGの再録音よりも尖った指揮に惹かれます。ロックファンも聴いて損はしないですよ。
なかなか通!!
この春の祭典はバレエ音楽の中でも知っていたら結構通!!なんともロシアらしさの出ている可愛らしいバレエで、もちろん曲を聴くだけでも楽しめます。たまのリラックスなんかにはオススメ
ストラヴィンスキー:火の鳥
デイヴィス(コリン) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック デイヴィス(コリン)
知的で洗練された「火の鳥」!
サー・コリン・デービスの音楽には、他の指揮者にはない透明感と知性溢れる構成力が感じられる。ストラビンスキーの3部作では、デービスはハルサイとともにこの火の鳥でも、極めて知的でセンスの良い音楽を聴かせてくれる。録音年からは想像できないほど録音状態も良く、各楽器の倍音・演奏会場の空気感が良く表現されており、響きの良い演奏会場で生演奏を聴いている錯覚におちいってしまう。
純音楽的に完成度が極めて高い一方で、この音楽の持つ秘めたるエネルギー感も十分に表現されており、文句なしにお勧めしたいCDだが、晩年のアンセルメ盤もぜひとも聴いて欲しいと思ってしまうのは、ちと欲張りか。この演奏でデービスファンになられたら、ヘブラーと組んだモーツァルトのピアノ協奏曲を聴いて下さい。ズバリ、名演です。
暖かみのある豊かな音色の「火の鳥」
コリン・デイヴィス指揮(アムステルダム)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏するストラヴィンスキーの「火の鳥」、1910年版バレエ全曲のディスクである。1978年の収録となっている。1976年の衝撃的な「春の祭典」に続いて送り出された、デイヴィスとこのオーケストラのストラヴィンスキーの三大バレエの録音の最後を飾るものであった。アナログ末期の録音であるが、管楽器や打楽器の立体的な音質や、ホールの特性をうまく利用した空間表現など、21世紀を迎えた現代から聴き直しても素晴らしい録音である。演奏も、硬質ではあるが、色彩感が豊かで描写性の高い素晴らしいものだ。アンセルメ、ブーレーズ、ドラティ、デュトワと並んで、この曲の20世紀のディスクでは五指に入る代表的名盤だろう。
ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」
ゲルギエフ(ワレリー) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック ゲルギエフ(ワレリー)
ゲルギエフの火の鳥
今回、低価格で再リリースされるとの事で、これは絶対に買いです。
出だしのコントラバスからゲルギエフ色に染まっており、これからどんなストラヴィンスキーが繰り広げられるのか好奇心に駆られます。ゲルギエフはあえてオリジナル版を使用しており、ゲルギエフがオリジナル版を使用した意図をこの録音から訴えかけており、ロシア的アプローチ満載の演奏だと思います。
フィナーレは感動的な演奏になっており、ゆっくりと着実に音楽を奏でていってます。火の鳥の魅力満載のこのCDが低価格でリリースするのはフィリップスもがんばったと思います。是非ストラヴィンスキーファンの方には聴いてもらいたいディスクです。
録音は、良好でダイナミックで、弦楽器からグランカッサまで雄大に録れてます。
ストラヴィンスキー:火の鳥、プルチネルラ
ロンドン交響楽団 アバド(クラウディオ) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック ストラヴィンスキー
ストラヴィンスキー:火の鳥
ブーレーズ(ピエール) ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル ブーレーズ(ピエール)
邪道かもしれないが
ロックグループ「YES」のコンサートオープニング曲としてこの曲を知りました。
さわりだけではなく、全曲聞いてみたく手ごろな値段のこのCDを購入。
クラシック音楽を形容する言葉が少なくて申し訳ないが、ジャンルわけして
聞かず嫌いでいるのは惜しいと思われる作品です。
YESファンにはお勧めなどとは安易に言いませんが、クラシック聞くのに
有名曲から入るのではなく、こういうところから入っていくのも手かもしれませんよ。
ストラヴィンスキー:春の祭典(ピアノ版)
サイ(ファジル) ワーナーミュージック・ジャパン ワーナーミュージック・ジャパン サイ(ファジル)
プリペアードピアノをどう評価すべきか
他のレビューアが書いているように、ファジル・サイによる、4手バージョンをもとにした、ピアノ(プリペーアドピアノを含む)多重録音による「春の祭典」、である。オリジナルのオーケストラ版とも、単なる4手ピアノ編曲とも異なる、一種独特の空気を生み出している。
上記のような「設定」を知らずに聞き始めると、「いったいこの人何本手があるのか」、という印象を受けるくらい多重録音そのものはうまく出来ている。ただし、古典的なピアノ演奏の多重録音ではなく、現代音楽における演奏法であるところのプリペーアドピアノを含む多重録音なので、こういった演奏に聞き慣れない私のような人には「ピアノ演奏」として聴いてしまうと非常に違和感があるのは確かだ。
また、通常のオーケストラ版ではD-トランペットやEs-クラリネットといった様々な管楽器や打楽器の色彩に隠れてしまう微妙な和音が、このCDでは非常にきちんと表現されている。「結構綺麗な和音を使っているのね」、と認識を新たにした。ブージー&ホークスのオーケストラ版スコアが実家にあるので、次の帰省の時に持って帰り、色々と「確認」するつもりだ。
うめき声が録音されているピアノのCDは基本的に大嫌いなので、4☆とする(うめくくらいなら、ちゃんと発声してテナなりバリトンのパートで多重録音されてはいかがか)。
「オ」プティミズム!
ストラヴィンスキィと言えば「オ」プティミズム系の旋律を作曲したことで有名だが、その楽しさを ファジル・サイは余す所無く 表現しきっている。これほど 心身ともに楽しくなってくるピアノ演奏が在ろうか!
超絶演奏ならポリーニ・カツァリスといった名手が居るが、彼らのように 楽譜に忠実に演奏しようとする余り ストラヴィンスキィ的「オ」プティミズムを 表現し切ることは不可能でしょう。
そういう意味でも 真面目で責任感が強く 普段 騒がない、A型性格 つまり、鬱病に成り易いor自殺しやすい 方々に 是非とも 聞いてもらいたい 素晴らしい 音楽と その表現だ!
ファジル・サイのテクニークのレヴェルの高さについては 今更 私が書くことも無いでしょう。素晴らしいです。
逆の「ペ」シミズム系は何と多い事か!
スクリャービン・ラフマニノフ・ショパン・ベートーヴェン・・・挙げ出したら切が無い。
そういう音楽も必要だけど、日本人は古来から「ハレ」によって禊・祓いをしてきたはずだ、現代人には「ハレ」が少な過ぎるのだ。
さあ、天岩戸に閉籠もっていないで、この音楽で禊ぎ・祓い、「ハレ」に成ろうではないか! それこそ 今の日本に必要な事だろう?
神の手
「春の祭典」が1曲のみ。31分間の作品。しかしこれ以上はいらない。神の手から紡ぎ出される音は、重厚で狂気に満ちてさえいる。多重録音による作品は、長い年月をかけて完成された。機が熟するまでに時間がかかったらしい。これは聴くべき作品だ。聴いて絶対に損はないと思う。
ストラヴィンスキー:火の鳥
アンセルメ(エルネスト) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック アンセルメ(エルネスト)
残念ながら、ブーレーズ、NYPのCBS録音に及ばない。
アンセルメは、ストラヴィンスキーとの親交も深く、彼の作品に光を当てた功労者ではあるが、「春の祭典」の変拍子を書き直すように勧め、改訂版を作らせるなどの罪も犯してしまった。この録音は手兵、スイス・ロマンドではなく(デッカ録音により、薄いオーケストラ音を厚く聴かせる事に成功したが、実演でその実力がばれてしまった)ニュー・フィルハーモニアであるのは、賢明な選択であった。
しかし、この後、ブーレーズ、ニューヨーク・フィルの全曲盤が登場し、この録音も色あせてしまった。
今でも輝きを失わない永久不滅の名演!
「火の鳥」は小生の大好きな曲のひとつである。レコード、CDは10枚以上持っているが、はやりアンセルメ盤が今でも小生のスタンダードである。
この曲は他にも良い演奏は多く、知的で構成力の高いサー・コリン・デービス盤や、演出力満点のデュトワ盤も大好きでお勧めできるが、この曲が本来持っている魅力を最も素直に表現しているのは、やはりアンセルメ盤であろう。一切の作為がなく、作曲者の書いたスコアそのものが生きた音楽になっているように感じる。
フィナーレでは、圧倒的な響きの中に、目の前に透明な世界が忽然と広がる(何と心地よいことか!)。フィナーレでの高弦の使い方が上手いのだと思うが、あくまで自然な響きであり、この点ではデュトワ盤ではフィナーレでの金管の突出した響きに、曲の最後になって妙に違和感を感じてしまうのである。
ストラビンスキー:火の鳥
巨匠 アンセルメ 最後の 録音です。
なんと オーケストラを 自由自在に 動かして いることか!
彼の 本当の 実力を 感じ させます。
今にも 火の 鳥が とんで 来そうな 光景が 浮かびます。
ストラビンスキーを 実に 良く 理解 した 指揮 だと 思います。
この CD を 聴いていると また 火の鳥の バレーが 劇場で 見たく なってくる 一枚 です !
火の鳥、定番、規範の演奏・録音です
1968年11月、アンセルメ(85才)最後の録音となった超名盤です。この演奏は鬼気迫る気迫と毅然とした男性的な姿勢が、否応なく聴くものの心を打ちます。当時超絶した録音技術で他社を圧倒していたデッカは録音エンジニアにKenneth Wilkinsonを起用、現代最新の録音にも勝る音を記録する事に成功して居ます。よく聴いてみて下さい。自然な音像、エスプリの利いたアンセルメならではの音色・雰囲気づくり。それらが死力を尽くした演奏のすべてを理想的な形で後世に伝えて、『時代に左右されてはいけない』というレコードの本来の目的を如実に示しています。最近のクラシック録音の多くは、この規範に較べて操作し過ぎています。このあたりも聴きどころです。
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