スカルラッティ:ソナタ集 スカルラッティ:ソナタ集
ホロヴィッツ(ウラディミール)   ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル   ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル   ホロヴィッツ(ウラディミール)  
BGMとしてもどうぞ
なんて優雅でオシャレな演奏なのでしょう!
それまでやや地味な存在であったスカルラッティの名を一躍メジャーにした記念碑的名盤です。
クラシック界においては、“グールドのゴールドベルク”と肩を並べるような存在かもしれません。
ホロヴィッツのテクニックによってあまりにもさらりと弾かれているため、
じっくり聴き入る他に、BGMとして聞き流してもけっして邪魔な存在にはなりません。
ホロヴィッツというと、超絶技巧でならしたピアニストという印象がありますが、
このアルバムや彼のショパン・モーツァルトなどを聴くと、
やはり稀有なる繊細な神経の持ち主であったことも良くわかります。
名人の話芸を聴くようなホロヴィッツの、自由自在な語り口に魅了されました
 18世紀前半〜半ばにかけて、主にスペインで活躍した作曲家ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)のチェンバロのための小品から17曲を選んで演奏した一枚。
 ホロヴィッツが58歳〜63歳だった、1962年11月〜1968年2月にかけての録音。

 速いテンポで奏される、軽快な「ト長調 L.209」。(トラック3)
 哀愁漂う、メランコリックな「イ短調 L.241」。(トラック5)
 奥ゆかしく、寂しげな風情も味わい深い「ヘ短調 L.118」。(トラック7)
 溌剌として、華麗な気分にあふれた「ニ長調 L.465」。(トラック9)
 緩急のテンポの付け方、変化が絶妙な「ホ長調 L.21」。(トラック10)
 晴朗、快活な歌い口の「ニ長調 L.164」。(トラック13)
 フェルメールの名画を彷彿させる、静謐感と透明感に満ちた「ヘ短調 L.187」。(トラック14)
 スピーディーなテンポで一気呵成に弾きあげられた「イ長調 L.391」。(トラック15)
 クリスタルの如き、玲瓏、玉を転がす美しさが何とも言えず素敵な「ホ長調 L.23」。(トラック16)

 鍵盤のマジシャン、ホロヴィッツの面目躍如たるピアノ小品集。一服の清涼剤を味わった気分、て言ってもいいかな。名人の話芸を聴くようなホロヴィッツの、自由自在な語り口の素晴らしさに魅了されました。
毎日聴いていても飽きません
スカルラッティのCDを初めて買うとしたらやはりこの1枚でしょう。

ホロヴィッツによってスカルラッティが再発見されたと言っても過言では無いくらいに面白い演奏です。このCDのおかげで、収録されている17曲ほとんどが有名になってしまいました。トラックの配列も緩急がつけられていて聴きやすく、毎日聴いていても飽きません(ここがホロヴィッツの素晴らしいところです)

L.209あたりはあまり演奏会で取り上げられませんがスカルラッティの面白さが出ています。L.241の渋さも良く引き出された演奏です。買って損はないと断言できます
初めて聴きましたが
スカルラッティを初めて聴きました。それぞれは短いので、構えて聴く必要がありません。ショパンのワルツ集のようなイメージで聴きやすかったです。曲は短い割に決して単調でなく、深い味わいのあるものでした。
天使か悪魔か?
ホロヴィッツの後期ロマン派がいいのは分かりきった話だけど、僕がこの人の天才を確信したのはむしろこれ!(とスクリャービンか)
本当にこの世の人間だったのだろうか?

スカルラッティ:ピアノソナタ集 スカルラッティ:ピアノソナタ集
チッコリーニ(アルド)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   チッコリーニ(アルド)  
有名曲を網羅しています
収録されている13曲のうち1,2曲を除いた全てが有名曲で楽しめます。とりわけ1曲目のL.5ハ長調は明るく溌剌とした演奏で好印象です。L.14の難曲もごまかし無く弾いていますので流石です。その他の曲も細かい装飾音がしっかり入ってます。演奏スタイルはレガート重視というよりはややノンレガート気味でスタッカートが冴えてます

録音は1965年(ステレオ)で2004年のEMI復刻版です。音質は良く全く問題ありません
美しい音色で紡がれた愛らしい音楽
スカルラッティは、聴いていると幸せになります。60年代の録音だと思いますが(明記されていません)、リマスタリングのお陰で、音色はとても美しく蘇っています。

何度聴いても、BGMにも、まったく飽きないCDです。


スカルラッティ:ソナタ選集 スカルラッティ:ソナタ選集
ロス(スコット)   ワーナーミュージック・ジャパン   ワーナーミュージック・ジャパン   ロス(スコット)  
透きとおった音色
K27(全音楽譜90のソナタ第1巻)を演奏したくて参考のために購入しました。
スカルラッティはピアノでしか聞いたことがなかったのですが、チェンバロはそれよりも少し寂しげな独特の音色に感じました。
CDはとてもクリアな音です。ややけたたましさもありますが、いかにもバロック音楽という雰囲気が味わえる1枚です。チェンバロを演奏してみたくなります。



激しくて、とてもクリアなチェンバロの音楽。
チェンバロを使った、とてもクリアな録音です。

チェンバロといいますと、聴くときには
静かに音楽を流して、コーヒーでも飲んで、というイメージなのですが、
この録音はあまりにクリア過ぎて、「ながら聴き」を許してくれません。
それで☆ひとつマイナスなんです。

4曲目には、あのDVD「アート・オブ・ピアノ」で
ミケランジェリが弾いているL449が出てきます。
ゆっくりしたテンポのチェンバロで聴くのも良いものです。

それにしても録音が良すぎる、というのも考えものですね。
ボリュームを絞っても、ちょっと五月蝿い感じ。
夭折した天チェンバロ奏者の貴重なスカルラッティ
~アメリカ生まれながら、学問的造詣に裏打ちされたバロック音楽の演奏・解釈の第一人者となったスコット・ロスのスカルラッティは音楽の自由な息吹を感じさせる好演である。
オルガン奏者として出発したことが、多彩な変化をみせる音色に現れている。
様式感のしっかりした、それでいて学究一辺倒でない、楽しい音楽にあふれている。
スカルラッティはピア~~ニストによる演奏を聴く機会も多いが、ロスの十八番といってよく、その芸術を知るきっかけとして特にお薦めできる。~


スカルラッティ:ピアノ・ソナタ集[13曲](再プレス) スカルラッティ:ピアノ・ソナタ集[13曲](再プレス)
ケフェレック(アンヌ)   WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)   WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)   ケフェレック(アンヌ)  

スカルラッティ:ソナタ集 スカルラッティ:ソナタ集
シフ(アンドラーシュ)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   シフ(アンドラーシュ)  
1987年録音の再?発売
 世に聞こえたホロヴィッツの名盤を長らく聴いていたが、さすがに聞き
飽きたというかあまりに素晴らしくて他にどのような表現可能かと思案
したあげくコチシュ、ラーンキ、シフという当時の3人組のひとりが出した
このアルバムを購入してみたもののあまり聞かずに埃をかぶっていた
がジャケットも当時と同じく再発売されたようなので久々に引っ張り出して
みたがやはりあまり聞かなかった理由もさもありなん、と思い出した。
それにしてもホロヴィッツはあまりにも強烈としかいようがなく。
 最近期待ぜず(失礼)ミハイル・プレトニョフのスカルラッティ集を聞いた
ところ非常にピアノスティックな演奏だけれども久々にスカルラッティの
輝かしさに感嘆。このようなやりかただっていいではないだろうか。シフは
地味なのか(選曲のせいか)スカルラッティの楽しさ美しさ、そして最大の
違いはホロヴィッツのような哀しさが足りない。プレトニョフはそこを補って
いる。

スカルラッティ:ソナタ全集(36枚組) スカルラッティ:ソナタ全集(36枚組)
Brilliant Classics   Brilliant Classics   スカルラッティ  

スカルラッティ:ソナタ集
ポゴレリチ(イーボ)   ポリドール   ポリドール   ポゴレリチ(イーボ)  
完璧なテクニックと豊かな表現力
 スカルラッティと言えば、なんつったってホロヴィッツの名演が真っ先に思い浮かびます。その他にも2、3人思い当たりますけど、あまり名前が出てこない。

 グールドが「クラヴィーアのためにのみ書かれた曲」と言っているように、スカルラッティの曲はチェンバロの技巧の「楽しさ」を表現したものと言っていいんじゃないでしょうか?

 単純な音階でさえも完璧なコントロールを要求し、なおかつテンポの乱れを許さないために、このソナタ群を弾きこなせるピアニストはそんなに多くない。

 ポゴレリチの演奏はホロヴィッツのような楽しさはありませんが、一糸乱れぬ抜群のテクニックに加え曲ごとに異なる感情の起伏があって、実に奥深い演奏です。
堅実な解釈です
15曲収録されています。そのほとんどが有名曲です。

演奏者のポゴレリチは堅実な解釈で装飾音も急がずに確実に入れています。それはK 1/L 366の演奏で確認できます。K 159/L 104ではスカルラッティらしい軽やかさと喜びにあふれた表情を見せてくれます。

奇をてらった演奏は無くどの曲も解釈の王道をいっています。その点で安心してどの人にも奨められます
非常に美しい演奏が魅力です
ドミニコ・スカルラッティのソナタ集です。これは美しいという言葉につきます。どの曲も満天の星々をイメージするような、極めて美しく光り輝いた演奏です。ポゴレリチの独特の、緊張した雰囲気をやや残しつつ、まるで音が空気に浮いているかのような感じがする演奏に浸ることができる名盤です。

ポゴレリチという演奏家を知っている人はもちろん、美しい音楽に触れたい人には、ぜひお勧めしたい一枚です。


未完のイタリアン・アルバム 未完のイタリアン・アルバム
グールド(グレン)   ソニーレコード   ソニーレコード   グールド(グレン)  
   不世出の鬼才ピアニスト、グレン・グールド(1932-1982)の孤高の境地が示された1枚。本盤はグールド没後15年たった1997年に、生前のグールドのアルバム・コンセプト“イタリア様式のバッハ”に似せた形でリリースされた。当時は収録曲のうち「イタリア協奏曲」を除くバッハの8つの曲が世間に初めて陽の目を見た未発表録音、しかもその多くは最晩年のものということもあり、大きな話題を呼んだ。

   このアルバムでは、いつもながらグールド特有の、左右両手の1本1本の指の動きの理性的な独立感がたまらない快感を与えてくれる。とりわけ衝撃的なのは、冒頭の「マルチェルロの主題による協奏曲ニ短調」。J・S・バッハがマルチェルロの有名な「オーボエ協奏曲」をチェンバロ用に編曲したものをピアノで演奏している。第2楽章の静謐で典雅な思索では、スローモーションのように大胆なトリルが、グールド好きには身をよじりたくなるほど。憑かれたように眩惑的な迫力を持つ「半音階的幻想曲」は、従来続けて演奏される「フーガ」が、グールドの死によって残されなかったのが惜しい。全編、グールドのピアノを弾きながらの奇妙な鼻歌は快調である。

   なお、ドメニコ・スカルラッティの3曲のソナタとC・P・E・バッハの「ヴュルテンベルク・ソナタ第1番イ短調」は1968年の録音で「シルヴァー・ジュビリー・アルバム」に収録されているものと同一。演奏は目覚しく鮮烈で、理性のコントロールの効いたひんやりとしたタッチ、才気の閃きにはめまいすら覚える。グールドの膨大な録音の中でも屈指の名演である。また、バッハの「イタリア協奏曲」は1959年の有名な旧録音で、その華麗さで世に誉れが高い。録音年代はバラバラだが、通して聴いてもアルバムとしての統一感は保たれている。(林田直樹)
涙が出そうなくらい傑作な上に色々思ってしまうアルバム
1971,79,80年 トロント、イートンズ・オーディトリアムにて録音。グールド没後15年たった1997年に発表された。1982年に亡くなったグールドの晩年期かつ未発表のバッハを多数含むアルバムとして注目すべきアルバムである。

特に『マルチェルロの主題による協奏曲ニ短調』の弾きっぷりに圧倒される。明確で強いセンテンス。右手と左手の独立性。それから構築されたコンポジションのはっきりした建築物のようなバッハだ。グールドのバッハはむしろ晩年に行くほど輝きを増しているように感じられる。

余談だがギドン・クレーメルの著書『琴線の触れ合い』には、グールドの晩年に共演を打ち合わせしたことが綴られている。1982年トロントでコンサートを開いた後、CBSはグールドとクレーメルを会わせようと尽力し、アンドラーシュ・シフとクレーメルは夜行性のグールドと真夜中近くに初対面している。話は盛り上がりグールドはまだ未発表だった新録『ゴルドベルグ変奏曲』のビデオを見せてくれたらしい!!!その後、話はリヒャルト・シュトラウスのソナタに移り(このソナタはグールドの最後の録音となった)、クレーメルの予想の倍のテンポで口ずさんだそうだ。もしかしたらリヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタあたりを共演していたかも知れなかったのだ。

何しろこういう素晴らしい演奏を聴くともっともっとグールドに生きて欲しかった、と思うのは僕だけではないだろう。涙が出そうなくらい傑作な上に色々思ってしまうアルバムだ。
イタリアバロックとバッハ、そしてグールド
 私にとってのグールド開眼のきっかけとなった一枚。それまで正統派のピアノによるバッハ演奏に耳慣れていたせいでか、いまひとつグールドの演奏にのめり込むことができないでいた。ところがこのアルバムに収められているマルチェルロのオーボエコンチェルトを原曲とするピアノ曲の演奏を聴いて、目から鱗が落ちる思いがした。うなり声とともに聞こえてくるのは、孤高の魂の調べであった。また、他のレビュアーが採りあげていないようなので、あえて言っておきたいのだが、アルビノーニの音楽を原曲とする二つのフーガはすごいの一言に尽きる名演である。これを聴くと、バッハがアルビノーニからいかに多くを学んだかがわかる。他の演奏もすばらしいものばかり。グールド入門にはこういうアルバムからのほうがいいかもしれない。
27歳の記憶の曲や!
オン・ザ・レコードのビデオは母が持っていて、イタリアン・コンチェルトの録音風景が強く印象に残っていました、私は元気いっぱいの3楽章が大好き!
録音スタジオでの若き日のグールドの真剣な表情や、満足いくまでやり直したり真剣そのもので怖いくらいの緊張感でした、テープ編集を音の捏造と非難されたらしいけど、結果よければ全てよし!

何故かDomenico Scarlattiのソナタも入っていて選曲は???ですが、大好きな一枚です。

明日も気張ったろか~と、いう気持ちにしてくれる不思議なCDです。
買わへんかったら、損やと思います、安いしお得や~
グールドのバッハ中指折りの名盤!
 ここには、普段チェンバロぐらいでしか聴けないC.P.E.Bachの「ヴュルテンベルクソナタ1番」が収録されていますが、ピアノでしか表現し得ない様々なニュアンスをたっぷりと堪能することができます。

 他にも「マルチェロの主題によるオーボエ協奏曲」が非常におもしろい!個人的にはイタリアンコンチェルトがお勧め。とくに3楽章は驚異的な速さ。それにもかかわらず細かな表情がしっかりとつけられていて、聞く方も息苦しさを感じることなく曲に入り込めます。グールドは左利きだったらしいですが、それを知らずともこの盤を聞くだけで「もしかして・・」と感づいてしまいます。


D.スカルラッティ:ソナタ全集 第1巻(3枚組) D.スカルラッティ:ソナタ全集 第1巻(3枚組)
Brilliant Classics   Brilliant Classics   D.スカルラッティ  

スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ集 スカルラッティ:チェンバロ・ソナタ集
レオンハルト(グスタフ)   ソニーレコード   ソニーレコード   レオンハルト(グスタフ)  
スカルラッティのイメージを一新
 軽快なピアノ曲として演奏されることが多いスカルラッティの曲に、内省的な新たな面を与えた名演である。例によってレオンハルト独特のクセのあるフレージングが多用されているが、それはチェンバロ使用においては必然性のある演奏法であり、ピアノを用いた演奏と比べて評価をうんぬんすべきではない。
 ホロヴィッツやグールドの演奏に親しんでいる方も、一度本アルバムを一聴されることをお勧めしたい。スカルラッティの新たな一面を発見されること請け合いである。

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