シベリウス:作品集 シベリウス:作品集
オムニバス(クラシック)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   シベリウス  
北欧の大自然が目に浮かぶ―シベリウス名曲・名演奏集―
数あるシベリウスのCDの中から迷ったすえ、このアルバムを購入しましたが買って正解でした♪
安価な上、内容も充実しており良い買い物をしたと満足してます。
2枚組で『交響詩《フィンランディア》』『交響曲第2番』『ヴァイオリン協奏曲二短調』などシベリウスの名曲の数々が収録されています。
指揮はカラヤンとオッコ・カム。演奏はベルリン・フィル。(『カレリア組曲』のみヘルシンキ放送交響楽団)
オッコ・カムさんはシベリウスと同じフィンランド生まれ。元はヴァイオリン奏者で、指揮は独学で勉強。
カラヤン指揮者コンクールで見事優勝し指揮者に転向したという経歴の持ち主で、シベリウスにはとても定評のある指揮者さんです。
このCDに収録されているカムとベルリン・フィルの『交響曲第2番』は素晴らしいです。名演奏と言っても良いと思います。(1970年録音)
カラヤンの『フィンランディア』『ヴァイオリン協奏曲二短調』も秀逸です。(1965年録音)
1960〜70年代といえばカラヤンが一番脂が乗ってた時期ではないでしょうか。その多様でスケールの大きい演奏に魅了されます。
私は昔から『フィンランディア』が大好きで、この曲が持つ魅力にハマってます。
前半ドロドロと暗く悲しいメロディが延々続いた後、一転パァーっと明るくダイナミックな曲調に変わる。このアンチテーゼが大好きです。
絶望から希望へ―。この曲が当時ロシアの支配に苦しんでいたフィンランド人に勇気を与えたというのも頷けます。
いずれカムの『フィンランディア』や合唱曲『フィンランディア賛歌』も是非聴いてみたいです。


入門者には是非お勧め!
シベリウスの入門者、シベリウスを聴きたいがまず何を聴いていいかわからない方、
まず、これを買って聴いてください!きっとシベリウスの世界を堪能できるでしょう。
選曲も、カレリア組曲、フィンランディアといった親しみやすいものから、管弦楽
曲の名曲、日本で特に人気の高い交響曲第2番、ヴァイオリン協奏曲、など、入門には
ぴったりの選曲です。その上、演奏者も超一流。演奏も超一流で、この価格。
大変なお買い得です。
おりしも2007年はシベリウスの没後50年。シベリウスメモリアルイヤーです。
さあ、あなたも今年のクラシックトレンドに乗り遅れないようにシベリウスを聴きましょう!
新旧のシベリウスの名演、しかも格安
オッコ・カムのシベリウスの2番の演奏は、彼がカラヤン指揮者コンクールで優勝した時の記念録音で、
私は当時中学生で、この演奏で初めてこの曲を知り、非常に感動を覚えたものであった。今聞くとその時の感動を思い出す。
演奏は非常にドライブ感の強いバスオスティナートが生き生きとした高揚をもたらす最終楽章など今でも素晴らしいと思う。
カレリア組曲もとてもいい演奏、2楽章など非常によい。全体的に彼の演奏は低音部が雄弁でちょっと一味違う味わいを残す。

カラヤンの演奏は私などが今更言うまでもない名演。実は私はカラヤンの残した数々の交響曲の名演奏の中で、
このアナログ録音時代にグラモフォンに残した一連のシベリウスの演奏をもっとも高く買う。
カラヤンの演奏はどれも第一級だと思うのだが、どこか作りめいた印象をいつも残すところがある。
一連のシベリウス(これ以外に4、6、7番の交響曲)には、透明度の高いベルリンフィルの演奏とともに
純粋に音楽に奉仕しているといった雰囲気がある。バイオリン協奏曲の演奏も同様だが、ここではクリスチャン・フェラス
の演奏にも触れたい。フェラスは再評価されても良い。決してカラヤンに“つぶされて”などいないと思う。

村の教会 シベリウス:ピアノ名曲集 村の教会 シベリウス:ピアノ名曲集
舘野泉   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   舘野泉  
綺麗!!!
初めてシベリウスを聞きましたが本当〜に綺麗な音色です。
それでいて力強い演奏。何度聞いても心地良いです。
私のように初めてでもきっと綺麗だと満足できる仕上がりです。
クラッシックは色々聞きましたがその中でもこれはなかなか素晴らしいです。
どれも大変美しい曲です

音の森林浴
20年ほど前にはじめてLPを手に取って以来、ずっとこの録音を愛聴しています。

シベリウスには、交響曲やフィンランディアといったオーケストラ作品の作曲家、というイメージがあるかもしれません。しかしこのアルバムで展開されている、北欧の自然のバラエティに富んだスケッチは、大作とはまた違った小品ならではのひっそりとした魅力をたたえていて、まるで森林浴の様に疲れた心を癒してくれます。

フィンランドをこよなく愛する館野さんの演奏、実に素晴らしいです。彼の持つ暖かさ・芯の強さといった特質がシベリウスにマッチしてもいるのでしょう。曲と演奏家が一体化した理想のピアノといっても過言でないと思います。

短い小品ばかり並びますが、曲の配列も非常に考えられています。特に、華やかな「村の教会」で終了かと思いきや、続く「ロマンティックな情景」で一抹の寂しさとともに余韻を残して終わる、ラストの流れが秀逸。きっと極上のコンサートを聴き終わった後の様な充実感を得られるはずです。

シベリウス:交響曲第2番 シベリウス:交響曲第2番
フィンランド放送交響楽団   ワーナーミュージック・ジャパン   ワーナーミュージック・ジャパン   フィンランド放送交響楽団  
曲そのものの魅力
よい意味でオーソドックスな演奏だと思います。サラステの指揮は、特に個性的な点はないものの、この曲の良さを十分に引き出しており、ライブであるため、適度な熱気もあります。ライブ録音ながら音質も良好です。そして、余白に収められたカムの指揮によるカレリア組曲とフィンランディアが稀有の名演です。北欧的雰囲気と凄まじい情熱が見事に両立しています。シベリウスを得意とする指揮者の実力を思い知らされます。

北の詩情~シベリウス:珠玉のピアノ小品集 北の詩情~シベリウス:珠玉のピアノ小品集
ビータサロ(マリタ)   ワーナーミュージック・ジャパン   ワーナーミュージック・ジャパン   ビータサロ(マリタ)  
優しいピアノ曲集です
シベリウスのピアノ曲集。交響曲や協奏曲とはまた違い、優しさに満ちた音作りになっています。ピアノ奏者は同じフィンランド出身のマリタ・ヴィータサロ。郷愁あふれる曲調を包み込むように演じます。

極寒の地スカンジナビア半島の厳しい自然。美しい針葉樹の森とそこに積もる雪。短い春に咲き誇る美しい花々。そんなフィンランドの原風景を感じさせる一枚です。
まずはトラック22.樅の木(作品75-59)と、トラック23.エチュード(作品76-2)を聴いてみてください。


シベリウス:ピアノ作品集 シベリウス:ピアノ作品集
アシュケナージ(ウラディーミル)   エクストン   エクストン   アシュケナージ(ウラディーミル)  
澄み切った美音で紡がれる音画の世界
それにしても、アシュケナージがシベリウスのピアノ作品をこれだけまとめて録音してくれるとは思わなかった。シベリウスという作曲家の作品は圧倒的に交響曲を中心とする管弦楽曲にあり、アシュケナージくらいの国際的な音楽家が取り上げるものはやはりたいていの場合、交響曲や管弦楽曲なのである。しかし、アシュケナージの場合、ゼーダーシュトレームとシベリウスの歌曲を録音していたから、予兆はないわけではなかった。

いきなり余談で失礼するが、当盤にはアシュケナージの人柄を忍ばせる面がある。2007年にアシュケナージはEXTONからシベリウスの交響曲の全集をリリースした。その特典盤として配布されたのがアシュケナージのピアノによるシベリウスの組曲「樹」を収録した収録時間12分ほどのCDであった。さて、ここに別に一枚のアルバムを作成するにあたって、そのアルバムに当然「樹」は収録されないことになるのだけれど、しかし、本来一枚のCDで収録可能な内容を分割したのでは、聴き手にもやや味が悪い(気にし過ぎかもしれないが)。そんな訳なのかどうかわからないけれど、このアルバムは77分超の長時間収録となっている。なので、一枚に収まらなかった組曲「樹」が、特典盤にその役割を移した、と考えられるだろう。リスナーは消費者でもあるので、そういう納得も実は重要なのだ。

さて、演奏。とにかく澄み切ったタッチが美しい。2トラック目に収録されている「即興曲」のダイヤモンドダストのように降り注ぐ細やかな音の光はため息の出るような美しさ。スキー場でほんのときおり見ることができる奇跡的な美しい光景を私は思い出す。以下「10の小品」に見せる厳しい自然の中だからこその暖かみも得がたいもの。「花の組曲」はメロディーの美しさと、質素な伴奏の安らぎが印象に残る。5つのロマンティックな小品では瞑想的な、静態描写的な音画を思わせた。

「悲しきワルツ」は有名な管弦楽曲をシベリウス自身がピアノにアレンジしたもの。憂いを帯びた足取りと美しい音色がシベリウス以外の何ものでもない世界を描いている。「ピアノ曲にもシベリウスの音楽家としての本質は十分に息づいている」と実感させてくれる国際的音楽家の名録音となった。

シベリウス:交響曲・管弦楽曲集 シベリウス:交響曲・管弦楽曲集
カラヤン(ヘルベルト・フォン)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   カラヤン(ヘルベルト・フォン)  
シベリウスとカラヤン好きでしたら断然お薦めです。
シベリウスの管弦楽の中ではトゥオネラの白鳥がいいです。イングリッシュホルンと弦よく調和してます。カラヤンの録音ですから問題ないです。すべてステレオなんだろうなと思って買ってしまいましたが、フィルハーモニアとの7番とフィンランディアはモノラル録音です。ベルリンフィルとのフィンランディアはステレオで聴き比べできますよ。芸術の秋にお薦めのCDです。

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
クレーメル(ギドン)   コロムビアミュージックエンタテインメント   コロムビアミュージックエンタテインメント   クレーメル(ギドン)  
これ以上のシベリウス、もう出ないような気がする
1977年8月12・13日、ザルツブルク大学大ホールにて録音。競演しているタチアナ・グリンデンコはクレーメルの最初の妻だった人だ。

どちらも素晴らしい演奏なのだが、僕は圧倒的にシベリウスの演奏が好きだ。ヴァイオリン協奏曲ニ短調作品47は1903年の作曲、1905年の改訂。特に第一楽章のクールな美しさには北欧の自然を思い浮かべずにはいられない。クレーメルはこの素晴らしい旋律を見事に奏でている。

クレーメルとしてもかなり初期の録音に当たるが既に完全体である。これ以上のシベリウス、もう出ないような気がする。
ちょっと暗い雰囲気ですけど・・
ラトヴィアのヴァイオリニスト、ロシアの指揮者、イギリスのオーケストラでシベリウスとシュニトケ、しかも録音はザルツブルクというなかなかインターナショナルな録音です。たしかLP初出時からこの組み合わせだったと思う。

演奏は、どことなく淡い暗さを持ちながら、野太い低音が特徴的で、落ち着いた味わいになっている。

シベリウスでは、この曲の耽美性がよく出ている。低音から高音へ力強く駆け上がるヴァイオリンの音色は、聴き手のハートに伝わるものがあるし、ロジェストヴェンスキーの指揮は、いつもよりやや抑え気味(それでも金管の咆哮はやはり「らしさ」がある)の音色は、クレーメルのヴァイオリンのやや重い響きとのバランスを考えていると思う。2楽章の暗さは特に印象的だ。

シュニトケでは、グリンデンコも加わって、シュニトケ・スペシャリストがそろった感があり、説得力のあるものになっている。本合奏協奏曲は、6つの部分からなる組曲風のもので、なんとも暗い色合いが支配する。冒頭からプリペアード・ピアノがなんとも不気味な音色で曲をリードしていく。暗鬱とした響きは、それこそロシアかどこかの、灰色の冬の空の下、結氷した湖を伝わってくるようだ。後半になって突如タンゴのリズムで、このうえなくもの悲しいメロディが奏でられるが、そのタンゴの変容ぶりは、不気味でまるで幽霊でも出てきそうです。クレーメルの音色は、そのあざといともいえるタンゴを、あえて大真面目に演奏した感があり、シュニトケのらしさが如実に伝わる録音になっている。
クレーメルの本領発揮。
 まずシベリウスは諏訪内のような線の細い演奏が好きな私はクレーメルのように骨太な演奏は好みではありません。
 問題はシュニトケです。これは確か再録音していたと思うのですが(記憶違いかも。)若き日のクレーメルが元奥さんと競演しているのは聞いてみる価値ありです。(限定盤だったこのCDも再プレスされたらしいですし。)

シベリウス&シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲 シベリウス&シェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲
ハーン(ヒラリー)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   ハーン(ヒラリー)  
シベリウスとシェーンベルクの抜けた部分
シベリウスは5・6・7番の交響曲がお気に入りで冬によく聴いていますが、violin協奏曲は抜けていました。9月にクレーメルの来日があり曲のチェックで諏訪内盤と聴き比べに両方図書館でレンタルして傾聴いたしました。歌いかける情熱は諏訪内盤より遥かに激しくすばらしいです。こちらの演奏のほうで頭に浸み込んでいっています。チョン・キョンファ盤との聴き比べも予定しています。一方シェーンベルクは今年の3月ロックライブで上京当日に渋谷のタワレコでかかっている時に思わず衝動買いをしてしまいそうなくらい熱中して傾聴してしまいました。今は気分的にシベリウスに夢中ですが、どちらにしても年末のセールまでに買ってしまうことは間違いない名盤です。
希有なバランス感覚
シベリウスは、魔法使いのような作曲家だ。一見つかみどころのない茫漠とした音世界のなかに、緻密な糸を張りめぐらせて、知らぬ間に伽藍のようなクライマックスを出現させる。聴く方はボーっとしていてもその意外性を楽しめるが、演奏する立場になると、雲海のような和声変化の波に呑み込まれてしまう危険をつねに味わうのではないだろうか。

ヒラリー・ハーンのすばらしさは、このCDの解説で彼女自身がつづったエピソードにも表れている。「子供の頃にこのシベリウスの協奏曲を聴いたときには、その奇妙な構造に混乱してしまった。ある形ができあがったかと思うと頂点で崩れ、すぐに関係のない楽想がわきあがる。けれども、それから何年かして、16歳のときにはじめてレッスンで楽譜を開いたとき、音楽はすっかり形を変えていた。独奏パートには意外な儚さが感じられ、心地よい秩序あるシンメトリーが立ちあらわれた。」ハーンが語った曲への印象は、この録音に如実に反映されている。彼女のシベリウスは、他のどんな演奏にもまして情緒と形式のバランスが取れており、楽想の展開の仕方にゆるぎない確信を感じさせる。とくに第3楽章の符点音符、16分音符、3連符が入り乱れる複雑きわまりないリズムの、一切迷いのない弾きっぷり!!聴き終えてしばらく動けなくなるほど、圧倒的な印象を受けた。

シェーンベルクもやはり構成の魔術師だが、彼の場合はより硬質な、徹底的な思弁の力を感じさせる。彼はあくなき思弁の果てに、調性という古来のレールを外れても統一を失わない方法、つまり12音のトーン・セリエルによる作曲法を編み出した。しかし、曲の形態がいかに論理的な構成を保っていても、それを再現する方はたまらない。この足場の不安定な高所を歩くような音の連なりに、どれほど多くのヴァイオリン弾きが苦しめられてきたことだろう?

しかし、ここでもヒラリーは難関を楽に超えてしまったようだ。「この協奏曲が伝説的な "超難曲" と言われているのを知ったけれども、私には親しみやすく、無限の解釈の可能性を秘めた曲に思えた。」結局のところ、彼女のすごさは、このように呼吸をするように音楽の構造を吸収してしまうところなのではないだろうか。しばしば取り沙汰されるテクニックの正確さも、脳内に像を結んだ曲の姿を再現するために「当然のように」身につけてしまったもののように思える。もっとも、ダブルストップをあたかも2人のアンサンブルみたいに聴かせてしまうテクニック自体も、やはり尋常ではないのだが。

最後になるが、サロネン/SRSO の正確ながら生き生きとした伴奏も秀逸。ときどき「ん?」と思うような変な指揮者(とくにジ◯マン)や伴奏者を選ぶヒラリーだが、今回がもっとも成功したカップリングではないだろうか。
厳しい諸相に満ちたシェーンベルクとシベリウス
続々と意欲的な録音を送り込んでくるヒラリー・ハーンの注目の録音。サロネンとの顔合わせでシェーンベルクとシベリウスというこれまた意趣性を感じさせる収録曲だ。名曲シベリウスではなく、シェーンベルクを頭に置いた収録順にもそれを感じる。

ところで、シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲というのを私はいままで聴いたことがなかった。同じ新ウィーン楽派のものでも、もちろんベルクの名曲はよく聴くのだが、シェーンベルクとなると、いったい??・・・シェーンベルクは後期ロマン派から12音音楽、いわゆる「アナトール」と呼ばれる無調性音楽を開拓した人物である。そしてヴァイオリン協奏曲はもうすっかりその作風が完成したころの作品だ。さて、私たちがこのような曲を聴く場合、どのような聴き方をするのか?私の場合、若干申し訳ないのですが、やはりそこに「ロマン派」の残り香のようなものを求め、それを「道しるべ」にしようと思うわけです。もちろん、新しい価値軸によって作られた音楽だというのはわかるのだけれど、それでもその価値軸が自分の中で十分に形成されていないわけで、そうなるとロマン派の「きれい」だとか「カッコイイ」といった音楽の一般的な情緒を探してしまう。そして多分演奏家だって同じなのでは?と思うのだが、このハーンのヴァイオリンはどうも違うような気がする。不用意にロマン派に寄り添わず、峻険に学究的にスコアと対峙し、そこに深く直進することで、音楽にしている、と思う・・いやそんな気がする(だって私には想像でしかわからない)。きわめてクールで鋭利だけど、厳しい諸相がそのまま伝わってくる無類の迫力がある。これは相当凄い演奏なのかもしれない(私には推測しかできないのですが・・・)

さて、シベリウスの名曲をいくぶんほっとしながら聴くと、これまた物凄い演奏なので圧倒される。その芯のある太い音色が、曲の最深部を明らかにしていく。第1楽章の暗い情熱を湛えながら、しかし厳かな歩みは確かにはるかな高みから語られる音楽の尊い言葉のようだ。中間部の長大なカデンツァで、基音と交互に奏でられる旋律は、まるで聴き手に重い問いかけを投げかけてくるようである。やや遅めのテンポ設定ながら弛緩するような部分は一瞬もない。凄まじい緊迫感だ。第2,3楽章では曲想もあってやや表情は和らぐが、それでも荘厳な雰囲気は全般を通じて圧巻の一語。「このシベリウスは凄い・・・」最後にそう感想を述べるのが精一杯です。
ハーンはやっぱり凄い!
まだ6回しか通して聴いていないのだけれど,このシェーンベルクとシベリウスには感激している。特にシェーンベルクの演奏は凄い!

変なたとえだが,細身の均整のとれた若く美しい女性のヌードを思わせる演奏で,清潔感があり,気高ささえも漂う。シェーンベルクのこの曲は,ハーンが望むように,今後繰り返し聴く曲になるだろう。

エサ=ペッカ・サロネン指揮のスウェーデン放送交響楽団も実に見事!

録音がまた素晴らしい!実にすっきりとした濁りのない録音で,ハーンの美音が,そして静かで精妙なハーンの演奏がしっかりとらえられている。
優美なシベリウス
 シベリウスの協奏曲というと、透明感。この人のシベリウスの演奏は透明感+優美さ。
色々な人の録音と比べて現代曲よりはロマン派よりの演奏できれいです。優美さ、ロマンを保ちつつも決して崩れていない清潔感。
 この人のメンデルスゾーンやバッハのコンチェルトでは、さばさばくっきりした音でしたが、このシベリウスはとっても優美です。なにがあったのだろうか。

フィンランド名曲コレクション フィンランド名曲コレクション
舘野泉   ポニーキャニオン   ポニーキャニオン   舘野泉  
ユニクロ最新CM曲に採用!!夏の夜のワルツ
東山紀之さん出演中、ユニクロのALWAYS DRY 【ドライキャンペーン】CM曲が聴けます!!
DISC1に収録の「夏の夜のワルツ」です。
この舘野さんの音源が使用されているのかは不明・・・ですが、
軽やかで可憐で、美しくてフィンランド音楽の至宝ともいえるあの
シベリウス「樅の木」に匹敵する名曲です!!

それにしても一体誰が、この楽曲をCMに抜擢したのでしょう??
初めてこのCMを見てからクレジットもないので、気になってしょうがなく、
知人のクラシックおたくに調べてもらって、ついに判明しました。
深さと透明感を兼ね備えた珠玉のピアノ曲集
シベリウスのピアノ曲を聴こうと思い購入したのですが、予想以上の素晴らしさにただただ圧倒されました。
芯の部分ではヨーロッパの音楽然としていながら、非ヨーロッパ的な透明感にあふれ、同時にとても深みのある音楽世界が広がっています。
タイトルは非常に地味ですが、本当に名曲揃いだと思います。
それまで知らなかった作曲家が多かったのですが、別の曲をいろいろ聴いてみたいと思うようになりました。

演奏は、フィンランド在住のピアニストならではの曲に合ったものだったと思います。
館野氏のフィンランドに対する深い愛情も同時に伝わってくるとても素晴らしいアルバムです。
「樅の木」・・・から、北欧の世界へ
シベリウスの「樅の木」が目当てで、このCDを購入しましたが、他の作品の美しさにもひきこまれました。まず、『樹の組曲』の曲と曲のつながりの絶妙さといったら、小宇宙にいるようです!他の作曲家の作品も見逃せません。メロディーとハーモニーの美しさに、癒されることでしょう。ピアノの一講師、個人の意見としては、発表会や演奏会で、ベートーベン、リスト、ショパンなどが主たるなかで、選曲としても注目すべき美しい作品がたくさん、このアルバムには、ちりばめられていると思います。
現代に息づく叙情音楽への誘い
~超絶技巧や難解を重んじ奉るゲンダイオンガクとはまるっきり別の世界。舘野さんがカスキを弾いた時はお国の人にすら「何であんな軟派なものを」と驚かれたとか。しかし、そこにはまだ汲み尽くされていなかった泉があった訳で、そのエッセンスを私達はここで聴く事ができる。特に二枚のそれぞれのラストナンバー、メラルティンの「雨」はまるで恋愛小説の一幕~~のような激しさと静けさ、そしてもう一枚のクーラの「結婚行進曲」は瑞々しい叙情。興味を持った方は舘野さんがそれぞれの作曲家のアルバムを出しているので、余計に深くはまる事ができます。~
煌めくしずくのようなピアノの音
テレビで館野泉氏の特集をたまたま拝見して、その時流れていた
彼の音楽を聴き、久しぶりにせんりつにも似た感動を覚えました。
購入して、やはりすばらしく、白露のような輝きを持った音に
また感動しました。皆様にも是非お勧めしたいと思います。

シベリウス:交響曲全集 シベリウス:交響曲全集
エーテボリ交響楽団   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   エーテボリ交響楽団  
エーテボリ交響楽団は美しい音色
ネーメ・ヤルヴィが数々手がける、北欧の音楽。
マイナーな曲であっても丁寧に美しく演奏していて好感持てます。
シベリウスはもちろんメジャーな作曲家ですが、人気の2番・5番・7番はもちろん、
他の曲も良いです。金管楽器に若干力不足を感じるものの、このコンビの今後を期待します。
白夜の響き
シベリウスの曲は演奏するオーケストラの国の気温を表すというが、エーテボリ交響楽団は渺々たる冷気をはらんでその演奏はヤルビの細部まで入念に目を配ったバトンのもとあくまでも厳しく美しい。オーケストラの配置がヴァイオリン両翼型(ただしバスは向かって右側)なので、例えば、弦パート分割を多用する第7番など、弦パートが2分、3分、4分と微細に分割されていく場面でも空間全体が精妙に響きあい、まさに白夜の響き。ベルグルンド/ヨーロッパ室内管弦楽団のスイス時計のような精密さとは持ち味の違ったこの全集の名演・名盤。

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