恋の夜鳴きうぐいす~クープラン:クラヴサン名曲集
ボーモン(オリヴィエ) ワーナーミュージック・ジャパン ワーナーミュージック・ジャパン ボーモン(オリヴィエ)
ねんね、別名ゆりかごの愛が聴きたくて・・・
元々クープラン好きでしたが、
「ねんね、別名ゆりかごの愛」って、どんな曲かどうしても聴いてみたい。
というのがあって、購入しました。
純粋にいい曲ですが、チェンバロなので、眠れるほどでもないんですが、
別の方のヴィオラダガンバでのゆっくりした演奏では
いかにも寝ちゃいそうでした。
ボーモンさんの選曲がナイスなのもあるし、クープランもまた
標題によーくマッチした曲作ってますね。
「お気に入り(愛妾)」は、けだるい感じで、エレガントな愛人でてきそうだし
「目覚まし時計」は、ほんとに朝かかったら間違いなく起きますね。
標題つき音楽として、当時の宮廷を想像しながら聴くのに最高です。
「恋のうぐいす」が「恋の夜鳴きうぐいす」になってるのですが
「なんでだろ?」と思ってましたが、
普通割りにゴージャスに演奏されることが多いんですが、
静かな演奏なんです。実に夜向けです。それで納得しました。
クープランファンも、聴いたことない方にも、いいんじゃないでしょうか。
演奏も、文句のつけどころがないです。
ボーモンさんのファンになりました。
クラヴサン作品全集には手が出なくても
クラヴサン作品全集が理想的なのでしょうが、値段が値段だけに
おいそれとは入手できません。
でも、このバジェット版でも十分に楽しめます。
わたしはダンドリューのCDを聞いてから、
ボーモンの演奏がとても好きになりました。
クープラン:王宮のコンセール集
クイケン(シギスヴァルト) ソニーレコード ソニーレコード クイケン(シギスヴァルト)
このアルバムを見つけて感激しました。
バロック音楽が好きな人におススメのアルバムです。
ハプシコードとバロックギターの朴訥な音がタイトル通り、王宮の中にいざなってくれるような曲ばかりです。
バッハやモーツァルトのように有名な作曲家ではありませんが、私は特にクープランの曲が好きです。
哀しいような、切ないような、それでいて甘い調べにどうぞ聞きほれてください。
大クープランの名曲名演奏
クープランといえば、クラヴサン曲集というのがもっぱらだが、一連の室内楽作品も捨てがたい。セオンからコンセール集は、その選曲といい、演奏といい、未だにこれを超える演奏は出ていない。是非おすすめしたい。
当時を偲んで
ブリュッヘン、クイケン兄弟、レオンハルト… 今となっては共演を望むのも難しくなってしまった感のある巨匠たちが、1960~1970年代に掛けてレコーディングしたセオン・シリーズは本当にすばらしいと思います。このクープランも期待を裏切ることなく素敵な音楽を奏でてくれました。時には合奏で、時にはデュオで。室内楽が好きな方なら飽きることなく繰り返し掛けつづけてしまうのではないでしょうか。当時盛んに行われていた王宮での演奏が極上の演奏によって蘇るようです。
F.クープラン:作品集
アレクサンドロ・タロー(Pf Harmonia Mundi France Harmonia Mundi France
大クープランの魅力を十二分に伝える好企画!
2001年に録音し、世界で5万枚以上売れたラモーのクラウザン曲の「ピアノによるアルバム」をリリースしたタローによる、今度はクープランのアルバム。録音は2006年。
フランソワ・クープラン ( Francois Grand 1668 - 1733 ) はフランスの作曲家。バッハと同じように優れた音楽家を輩出した家系で、フランソワは「大クープラン」とも呼ばれる。ルイ14世の信頼も厚く名声高かったと言われる。バッハが教科書とした「クラウザン奏法」は大クープランの著したもの。イタリア音楽の取り込みを図りながらも、オペラを書かず、クラウザンのための曲を多く残したのも特徴だ。彼のクラウザンの曲は第1から第27までを数える組曲が代表作で、各組曲が、少ないもので4曲、多いもので20曲以上の小曲からなっている。ここでタローはこれらの組曲を構成する小曲集から、特にピアノによる演奏効果の高いと考えられる作品を選択し、素晴らしいアルバムに仕立て上げた。前作と考えられるラモーのアルバムを凌駕するとも思える充実した内容になっている。
たとえば、8トラック目に収録された第15組曲第5曲「居酒屋のミュゼット」は実に軽快で多彩な音色を交えたピアノならではの演奏効果に満ちている。ここでは高音、低音に様々な装飾的技巧が繰り広げられ、まるでショパン、リストのヴィルトゥオーゾ時代がいち早く咲き乱れたような豪華さだ。また14トラック目に収録された第10組曲第1曲「凱旋」は太鼓(tambour)のリズムに支えられて、力強い前進力に満ちた音楽で、勇壮な鼓舞する響きに満ちている。9トラック目の第13組曲第2曲「葦」のような有名曲ももちろん充実した響き。何度も聴きたくなる好企画で演奏者、スタッフの抜群の感性の賜物と言えます。
演奏者の喜びが伝わってくるクープランです
アレクサンダー・タロー氏は最近フランスバロックものを録音して高い評価を得ている一人で、このクープラン曲集もそうです。CDタイトルともなっている「ティク・トク・ショック」はタロー氏の最も想いの込められた曲で、速度設定はやや遅めで楽しげに弾いています(田中希代子氏のような超高速演奏ではないです)
14曲目のBruit de guerre (extrait de La Triomphante).は 打楽器も加わっていかにも「いにしえの曲」という印象を強めてくれます。(曲の始まりは、打楽器が遠くで叩く、とんとん、、、、とんとん、、、、で始まります)
ティク・トク・ショックでは 4種類の解釈が可能ですが(右手の和音を1つにして両手をトレモロ風または右手の和音をばらして右手だけトレモロ と 右手を左手に重ねる位置または右手だけを一オクターブ上で弾く、以上の2x2=4通り)タロー氏は右手だけをトレモロにして左手に重ねる位置で弾いています。速度も抑え目で喜びを表現しています。
有名曲(神秘的なバリケード、シテール島の鐘、葦、子守歌)も収録されています。これ1枚でもクープランがいかに心休まる曲を書いたか、楽しく躍動する曲を書いたかということが分かります。興味のある方はまず視聴してみてください。
フランソワ・クープラン:クラヴサン曲集
レオンハルト(グスタフ) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック レオンハルト(グスタフ)
ひたすらに美しいハープシコードの音
このCDに収められているのは、フランソワ・クープランの《クラヴサン曲集》シリーズからの抜粋である。ずらりと並んだ小曲に冠せられた「慕わしき王妃」「小さな風車」「蝶々」といった暗示的な曲名は、17〜18世紀フランスの宮廷趣味に典型的なものだ。ときには、「リュリ」「コレッリ」といった他の有名音楽家の名前や、あるいは「クープラン」、つまり自分の名前を冠した曲もある。肖像的な音楽というわけだ。しかし、そういう暗示的なことばの数々がどういう風に音楽に表現されているのかというと、これははっきりいってよく分からない。ヴィヴァルディの《四季》みたいに犬の鳴き声を音符に書いてくれれば分かりやすいが、エスプリの国のクープランは、そんな野暮なことはしない(もっとも、ラモーなどはそういう直接的な表現も好きだったようだが)。
食わずぎらいのためかも知れないが、この時代のフランス音楽はよく分からない。同時代の、小都市が割拠していたドイツやイタリアの音楽には、それこそ豊かな地方色があるが、上方のフランスでは、ブルボン家の宮廷趣味がすべてであったように見え、そのせいかなんとなく排他的な敷居の高さを感じてしまう。よそものにとっての京都のようなものかも知れない。ちなみに、オランダやドイツの教会オルガンは、街により、メーカーによりじつにバラエティ豊かな作りをしているが、フランスの古い教会オルガンはどれをとっても不思議なほど画一的な作りなのだそうだ。それほど、中央の趣味が地方にも浸透していたのだろう。
思いつくまま否定的な印象ばかり書いてしまったが、エスプリの分からないよそものにも、きっとフランス音楽の楽しみ方はある。例えば、このCDのようにひたすらに美しい、陰影の深いハープシコードの音を再現してくれれば、あまりタイトルなど気にせずにそれを堪能することができる。小さい空間でなければよく聴こえないハープシコードの繊細きわまりないニュアンスを、ここまで完璧とらえている録音は、他にお目にかかったことがない。昔の貴族趣味をふんだんにとりいれた部屋に住んでいると噂されるレオンハルト先生、時折みせる肩肘張った感じもなく、どこまでも耽美的な演奏を聴かせてくれる。
かわいい標題が大好きです。
各曲に標題がついていて、「ミミ」とか「勤勉な女」とか「幸せな想い」とか
当時の貴族(クライアント)たちのために書いた感じがして、
ぞくぞくきます。
フランス・バロックの特有の「揺れ」がどこまでも続きます。
チェンバロ好きじゃないと飽きてくるかもしれないけど、
全部聴ききらなくても、ちょっとした清涼剤的に聴くのがいいです。
クープラン:クラヴサン曲全集(11枚組)
Brilliant Classics Brilliant Classics クープラン
クープラン:トリオ・ソナタ(コレルリ讃、リュリ讃他)(再プレス)
パイヤール(ジャン=フランソワ) WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M) WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M) パイヤール(ジャン=フランソワ)
ラヴェル:マ・メール・ロア
モントリオール交響楽団 ポリドール ポリドール モントリオール交響楽団
探し求めていたイメージにピッタリ。
10数年前にラジオから流れてきたこの曲を聴いて以来、僕にとって「ラヴェルの曲」といえばこの曲。この曲の喩えようもない魅力が僕を惹きつけて放さず、最初の鮮烈なイメージをそのまま湛えているCDを探し続け、やっと出会えたのが、このCD。現在「マ・メール・ロワ」のCDは他に2枚。ブーレーズ・ベルリンフィル盤とクリィタンス・パリ音楽院盤。勿論、出来の良し悪しは甲乙つけ難く、探していたものを手に入れた余裕か、このデュトワ・モントリオール盤を核(コア)にしてゆっくりと聴き較べると、むしろ各盤独自の「味」であることがわかりました。何かそれ以上の得をした気分でホクホクです。ちなみに「ラジオから流れてきた」マ・メール・ロワは、A・ジョルダン-スイスロマンド管の演奏で、バレエ全曲盤ではなく組曲盤ですが、こちらも優れた演奏なので是非CD再販お願いします。
幸運な出会い
マルティノンのドビュッシー・ラベル管弦楽全集をLP時代は
憧れのような感じでクラシック喫茶で都度聞いていたが、CD時
代になり、また輸入盤が安く入手できるようになって早速買いも
とめた。なかでもダフニスとクロエ全曲は素晴らしい(ブーレー
ズ盤など比べものにならない)やはり本場か、と思っていたが本
作(マ・メール・ロア)を聞いてたちまちデュトワに魅了された。
マ・メール・ロアはラベルの管弦楽作品のなかでも最高の作品で
はないかと思うがデュトワは見事にその「雰囲気」を再現してい
る。
何度聞いても飽きることのない素晴らしい演奏。この作品がきっ
かけでデュトワのファンになり彼のCDのコレクションが増えて
いったのは宜なるかな。
甘美なラヴェルの世界
よく、フランス印象派のラヴェルとドビュッシーは同じ線上に評価されることが多いですが、
指揮者にとっては両方得意というのが一人もいません。
デュトワ指揮モントリオール交響楽団にとってもそれは当てはまります。
ラヴェルは全てに素晴らしいのですが、ドビュッシーは歯切れが悪いのです。
それはジャン・マルティノンとは逆のパターンで、それはそれで比較すると面白いです。
さ、このラヴェルのアルバム、特に「マ・メール・ロア」は優秀な演奏です。
地味な選曲、華麗な演奏
ラヴェルの管弦楽曲にあって、これほど地味な選曲もないだろ、という感じはしますが、それゆえ華麗な演奏が見事です。ボレロ、ダフクロ2番もいいですが、こういうのんがちょっとだけ大人向けのラヴェルの管弦楽曲のような気がします。5星。
洗練されたロマンティシズム
このディスクに収められたラベルの作品は、ボレロやスペイン狂詩曲での情熱的なバスク人としての彼ではなく、洗練されたフランス人としての彼の横顔を伝えるもので、きわめて繊細なロマンティシズムがあります。演奏は、フランス近代音楽にかけては最高の評価を得ている、シャルル・デュトワとモントリオール交響楽団。彼らが蜜月を謳歌していた頃の録音で、さすがに心のこもった音楽を聴かせています。
まず、バレエ全曲版「マ・メール・ロワ」は、組曲版にはない素敵な前奏曲などが加えられていて、なかなか華やかです。「眠りの森の美女のパバーヌ」でのフルートのさびしい音色も、不思議な森の雰囲気をうまく出していますし、「美女と野獣の対話」のクライマックスで野獣が王子に変身するところ???)など、息を呑むような美しさがあります。最後の「妖精の園」も、デュトワたちがラベルのメロディーをいつくしむような運び方をしていて、非常に感動的です。組曲「クープランの墓」も心に残る名演。木管楽器奏者たちの鮮やかな名人芸に聞き惚れてしまいます。第2曲フォルラーヌではワトーの絵の中の人々などが目に浮かぶようですし、また、第3曲メヌエットは、簡素な中にも豊かな叙情をたたえていて、(第一次世界大戦で死亡した)戦友たちを悼むラベルの心情が静かに伝わってくるようです。「優雅で感傷的なワルツ」も、いつ聴いてもチャーミングな作品です。八つのワルツが連続して演奏されて行きますが、まさにフランスの音楽らしく、微妙な気分が変化があります。第3曲などとても可愛い曲ですし、!第7曲の華やかなクライマックスと第8曲の宴のあとのようなさびしさをたたえたエンディングの対比もみごとで、さすがというほかありません。この曲でもデユトワ=モントリオールのハイセンスな演奏が光ります。
ラヴェル:管弦楽作品集
アシュケナージ(ウラディーミル) オクタヴィアレコード オクタヴィアレコード アシュケナージ(ウラディーミル)
2004年9月からNHK交響楽団音楽監督に就任するウラディーミル・アシュケナージが、それに先駆けて2003年6月にすみだトリフォニーホールにて行ったセッション・レコーディング。デュトワ後のN響の新時代を占う意味でも極めて注目される1枚である。名ピアニストでもあるアシュケナージは、原曲がピアノ作品であるラヴェルの管弦楽作品集を録音するにあたって、ラヴェル自身が編曲しなかった《鏡》からの3曲、《クープランの墓》からの2曲も、他の編曲者による管弦楽版を用いて演奏している。この点、大きなこだわりがうかがえる。
エクストン・レーベルの特徴である、演奏者に近く、芯のある音を捉えた鮮明な録音は、遠方の客席で聴こえる残響を拾うワンポイントマイク録音とは対照的な考え方によっているが、これは時としてオーケストラの技量をさらけ出してしまう諸刃の剣にもなりうる。しかし、N響の安定感がここではすべてプラスに働いており、N響をふだん客席で聴いている人にとっても想像以上に豊麗なサウンドが実現されているのに、驚かれるファンもいるのではないだろうか。
N響の個々のプレイヤーの力量の高さはさすがで、特に精妙なピアニシモと細かい動きの多い《クープランの墓》はN響の名技が生きた一番の聴きもの。「フォルラーヌ」の微細で精妙な音色は美しい。「リゴードン」も細かく鋭敏で鮮やかな音の動きを保ったままアシュケナージの快速な棒に平気でついてくるアンサンブルは非凡である。《ラ・ヴァルス》は緩急自在。クライマックスの曲線的なクレッシェンドの鮮やかさは、目眩を覚えるほど上手い。《鏡》はやはりラヴェル自身の編曲による「洋上の小舟」「道化師の朝の歌」が良く、ダイナミックで極彩色の管弦楽に耳を奪われる。《ツィガーヌ》では、アシュケナージの抜擢により、弱冠16歳の木嶋真優(きしま まゆ)が共演。色気さえ漂うヴァイオリン・ソロに、ハープ、クラリネット、オーボエ、フルートなどがN響のソリストたちが妖艶に絡んでいくところに一番スリルを感じる。破綻すれすれの危険な暴走よりは、丁寧で落ち着いたまとめ方だ。《ボレロ》も熱狂よりは安定感を見せた貫禄の演奏である。(林田直樹)
クープランの墓
このCDの特徴はラヴェルのクープランの墓を管弦楽で全曲収録しているところです。ラヴェルが好きな方でしたらこれだけでも「買い」でしょう。
ラヴェル本人が敢えて編曲しなかった「フーガ」と「トッカータ」がどう編曲されているかを聴きたくて購入しました。
感想は、フーガは弦と菅のバランスが非常に良く、自然な編曲で聴けたのですが、トッカータはラヴェルが編曲しなかった理由が良く分かりました。もちろん、世界のトップオケが演奏すればまた感想は変わるのかもしれませんが。
その他の曲は、オーソドックスな解釈なのですが、ラヴェルの乾いた音と万華鏡的な多彩な色という点ではかなり欠けている印象です。
最後に、音質は抜群にいいです。
まだまだ、世界への壁は高し。。。
N響のレコードを久々に購入した。SACD2chでの視聴(6chシステムは持ってないので...TOT)。
珍しい版(楽譜)でのレコードであるので、資料的価値をとるべきか。
演奏は,意外に木管陣が良いのに関心した、が、弦セクションはやや湿った感じで沈みがち、これらの作品に求める私の好みとは違うものだった。2chシステムでの視聴だったからか(?)、ボレロにおいて、弦の”入り”はちゃんと聞こえるのだが、その後コーダに向けて高揚していくにつれ聞こえなくなっていってしまった。。。な〜ぜ〜
今後に期待
最近のN響は指揮者で人がよべるということに気がついたようだ。
デュトワの次はアシュケナージ。しかし現代の巨匠に触れる機会が明らかに増えたのは確か。
閑話休題
アシュケナージはピアノ奏者としても有名である。「クープランの墓」は始めピアノ用に
作曲され数年後管弦楽のスコアも作られた。一般的には管弦楽のクープランの墓は
[1:プレリュード],[2:フォルラーヌ],[3:メヌエット],[4:リゴードン]
の順番で配置され
[フーガ]と[トッカータ]は演奏されない。
しかしこのCDではクープランの墓全曲がオーケストラで演奏されている。うーん驚いた。
全曲演奏されているクープランの墓とその曲順の変化というのがこのCDの特徴の一つとなるのだが、残念ながら裏目にでたようだ。
それは、管弦楽に編曲した2曲が全体のバランスを崩しているから。
もう少し厚みのある編成だったらなあ・・・。
しかし、クープランの墓はピアニストとしてのアシュケナージの考えが反映されているようで今後はN響の音楽監督となるわけだから興味深い。
全曲を聴いた一番の感想はN響の力不足。ラヴェル独特の雰囲気が出ていない。音が軽く、影の部分がはっきりとしていない。
またソリストの木嶋真優のツィガーヌ、勢いと音の濃さはあるのだがやはり経験の無さに不満が残る(でも16歳なんだからしょうがないかな)。
この点は今後に期待しよう。
アシュケナージ・N響初録音
2004年9月から音楽監督に就任するアシュケナージとN響の初録音。
2003年6月のオーチャード定演後に収録された。
鏡やクープランの墓は全曲版であり、貴重な録音である。フィルハーモニアのメンバーによる編曲ということであったが、やはり原曲がピアノ曲ということもあり、「ピアノではこう響く」ということを常に念頭においた指揮であると思う。アシュケナージ独特の響きとなっている。
ツィガーヌでのソリスト、木嶋真優はブロン門下ということらしいが、大変良い。
ボレロはかなり独特である。個人的に大変気に入っているが、もしかしたら批判も多いかもしれない。
とはいえ、オクタヴィアのエクストンで、SACDハイブリッド2枚組みで3500円とはお買い得ではないか。いつものことながら録音はすばらしく、透明感のある音が楽しめる。
クープラン:コンセール集
インデアミューレ(トーマス) カメラータ・トウキョウ カメラータ・トウキョウ インデアミューレ(トーマス)
ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ、他
クリュイタンス(アンドレ) EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン クリュイタンス(アンドレ)
本場ものの演奏とは、こういうこと。
ベルギー出身の名指揮者アンドレ・クリュイタンスが、手兵であったパリ音楽院管弦楽団を指揮したラヴェル・アルバムからの一枚。
ラヴェルのオーケストラ作品集は、人気のある作品だけに、数多くの名盤がありますが、その中でもひときわ強い個性を発揮しているのが、この演奏。
パリ音楽院管弦楽団は、パリ音楽院の名だたる教授たちによって編成されていたオーケストラで、他の国のオーケストラには無い独特の音色を持っていました。「クープランの墓」でソロをつとめるオーボエのRobert Casier,「亡き王女のためのパヴァーヌ」のソロ・ホルンをつとめるLucien Thevetなど、ソロ楽器の音色も際立ったものです。
下手をすると雑然とした乱暴な音も出すこのオーケストラから、これほどまでに極上のアンサンブルを引き出したのは、このオーケストラと長く信頼関係を結んできたクリュイタンスだからこそ為し得たわざと言えるかもしれません。
音の溶け合う感覚、抜群のソロに、緻密な楽曲の設計。
「フランスのエスプリ」という言葉がこれほど似合う演奏は他にありません。
1961年から1962年にかけて行われた録音は、EMIにしては珍しく素晴らしい音質で、演奏の雰囲気がよく伝わってきます。
フランス管弦楽の最高峰!!
このラヴェルの管弦楽曲集第4集は、超おすすめ盤である。クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団のラヴェルは、フランス管弦楽の最高峰だと信じている。とにかく演奏が鮮やかで迫力があり、かつしっとり聴かせるとこは聴かせてくれる。聴いていて、癒される1枚だ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 » [41]
合計件数:403 合計ページ数:41