芥川也寸志の芸術/蜘蛛の糸~芥川也寸志管弦楽作品集
日本フィルハーモニー交響楽団 キングレコード キングレコード 日本フィルハーモニー交響楽団
斬新なクラシック
特にクラシックファンではないのですが、芥川也寸志の斬新さと親しみやすさには驚くものがあります。蜘蛛の糸の静かな世界、交響管弦楽のダイナミックな世界、聴いていてそれぞれの世界にはまれるのが魅力です。
タイトルでもある蜘蛛の糸は芥川龍之介の短編を題材とした曲です。地獄にいるある悪人は、生前に蜘蛛を助けたということから、お釈迦様が天上から蜘蛛の糸をたらすという話。この曲は不協和音で始まります。この不協和音が地獄、そして時折に流れる聴こえるか聴こえないかの音が天上を示しています。
変わって、交響管弦楽のための音楽と、弦楽のための三楽章は、するどく勇ましくかっこいい感じがします。
ノリがよく、音楽と一緒に積もり積もったものをぶつけることができる曲だと思います。
芥川也寸志の世界
映画主題歌 ポリスター ポリスター サントラ
秘めたるエネルギー
「ことりのうた」でのやさしさや紳士な外見とはまったく想像もつかないほど
強い意志とエネルギー、そして悲壮感。
それらが凝縮されているのが映画での芥川作品。
最近交響曲のCDがリリースされましたが、
そろそろ再評価が始まる頃です。その前にこのCDで予習しよう。
芥川也寸志:弦楽のためのトリプティークよりプレスト ほか
コンドラシン ALTUS ALTUS
芥川也寸志 II
東京交響楽団 EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン 東京交響楽団
「八つ墓村」・「事件」・「鬼畜」サウンドトラック~野村芳太郎×芥川也寸志
映画主題歌 ユニバーサル ミュージック ユニバーサル ミュージック 映画主題歌
芥川也寸志の世界
サントラ サウンドトラック・リスナーズ・コミュニケーションズ サウンドトラック・リスナーズ・コミュニケーションズ サントラ
管弦楽選集
新交響楽団 フォンテック フォンテック 新交響楽団
芥川也寸志:ヒロシマのオルフェ
本名徹次 カメラータ東京 カメラータ東京
何度か聞いたあとで強い感動を覚える作品
芥川の代表作でありながら、なかなか舞台を観たり音楽を聴いたりする機会のない作品である。一度聞いただけでは、物語のストーリは難解で、大江健三郎の台詞の意味もよくわからないという印象をもった。また芥川の音楽もこれらに勝るとも劣らず抽象的で楽しめたものではなかった。しかしながら何度か聞いているうち、大江と芥川がこの作品に込めたメッセージや背景が見えてくる。そうすると、大江の台詞のひとつひとつに無駄がなく、おどろおどろしくも悲しいストーリーと深い内容の台詞にとって芥川の音符ひとつひとつが必然的とさえ思えてくる。非常に完成度が高く、通常のヒロシマ作品にない感動的な作品である。このCDにあえて苦言をいうとしたら、折角の台詞が女声歌手の発声の関係であまりよくわからないところが多々あったことである。わかり易い発音と発声を両立させるのは特に女声の場合難しいが、貴重な録音であるがゆえにもったいない気がした。
管弦楽曲集(1)
(オムニバス) フォンテック フォンテック
現代音楽とは思えない聴きやすさ
1950年代の芥川の作品を集めている。50年代といえば、敗戦から間もない日本は、まだ高度経済成長の開始前で、のどかな貧しい国だった。いわゆる重苦しい現代音楽とはまったく違って、少しレトロなフランスの洒落た映画音楽のような聴きやすさだ。中でも弦楽のための3楽章は、実に美しいメロディーに驚かされる。ただ、気になるのは50年代初めから後半へと進むにつれて次第に曲が大がかりになるとともに、重苦しさも増している点である。しかしプロコフィエフやショスタコービッチなどを通過した耳には、それらのカッコいいポップス化音楽に聴こえる。全体に軽くて聴きやすいのである。かといって浅い音楽ではなく、聴き飽きない。この軽さは貴重で、プロコやショスタコを聴き続けていると、息苦しくなり、芥川へと逃げ出したくなる。この魅力的な避難所を使えるのは、日本人に生まれた者の特権かもしれない。現代音楽に苦手意識がある人(私もその一人)に、ぜひ聴いてもらいたい。
今は、これをあえて買う必要はないと思う
私が芥川を知ったのは、彼が此の世を去ったときだった。
放送された追悼番組から流れた「交響管弦楽のための音楽」を耳にして、
こんなにカッコイイ作品があることに驚き、
生存中に出会えなかったことを残念に思った。
作曲者自身の指揮ではあるが
アマチュアである新交響楽団の演奏は
お世辞にも上手いとは言えない。
交響管弦楽のための音楽の第2楽章は空中分解しており
いくらライブとはいえ商業ベースでこれは・・・と思った。
でも、昔CDで聴こうと思ったらこれしかなかった。
今、あえてこのCDを買う必要はないだろう。
より上質な録音と演奏が出ている。
作曲者の解釈を知るための資料的価値としてなら良いかも。
悪魔の調べ〜ミステリー映画の世界〜 金田一耕助映画ベストセレクション
サントラ コロムビアミュージックエンタテインメント コロムビアミュージックエンタテインメント 田辺信一
金田一映画音楽せいぞろい。東宝映画4作品はサントラを収録。
77年に東宝レコードから発売された同名レコード、金田一耕助映画のサントラ+カバー音楽集の復刻CD盤。
東宝原盤の「悪魔の手毬唄」「獄門島」はサントラ、角川の「犬神家の一族」松竹「八つ墓村」ATG「本陣殺人事件」はカバー。
「本陣殺人事件」はサントラ未発売で、なんと音楽は、映画監督の大林宣彦によるもの。
これらに加え、CD化に際して、「女王蜂」「病院坂の首縊りの家」のサントラを数曲ずつ追加収録しているので、
当時の金田一映画の音楽を一挙に聴けて、また、各東宝作品はメインの曲のサントラをまとめて聴けるのが特長です。
サントラではないカバー曲も、東宝スタジオオーケストラの演奏により、他の東宝作品風になっているのも面白いです。
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