オルフ:カルミナ・ブラーナ
ヨッフム(オイゲン) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック ヨッフム(オイゲン)
そう、ここにあるのは、映画『エクスカリバー』のなかで、あるいはHBO(ケーブル・テレビ会社)の『ボクシング・スペシャル』のバックグラウンド・ミュージックとして、そのほか何兆億という場所で、はじめて聴いたときから耳について離れない合唱曲といったたぐいの民俗音楽である。それとは違うものといえば、明らかにこの曲からインスピレーションを得た映画『オーメン』の音楽である。ラテン語で歌う合唱をフューチャーした音楽作品はすべて同じというわけではないのだ(事実、ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」はこのカルミナ・ブラーナよりも「オーメン」にずっと近い)。オルフは実際にはたくさんの曲を書いているが、ここには“一発屋”の作曲家として名を知られているのももっともだと思わせる一例がある。なぜなら音楽的にも大衆受けの点でもぐっとくる魅力がなにもないからだ。この演奏は作曲家自身がお墨付きを与えており、それだけでも推奨に値する。(David Hurwitz, Amazon.com)
この曲は矢張りこれが‥
最近よく耳にしますね色々と。カルミナ・プラーナはドイツの修道院に残っていた古い写本が元でした。酒や女や艶っぽい戯れ歌が沢山あった。それらを土台にして復古主義のオルフが作曲。風通しのよい巧みなオーケストレーション、各楽器が良く鳴り響く強烈な世俗カンタータ。吹奏楽編曲も幾つか出てきてる面白い曲。このヨッフム盤は激烈の定番ですが何故かベルリンドイツオペラって、最近DVD化されたカラヤン/ベルリンのベト9でもそうだがウィーン学友協会を凌ぐ名演と一部で話題となっている。この合唱団って矢張り凄いのか。それとヨッフムで近時手に入ったモンテベルディの聖母マリアの夕べの祈り‥50年初期のモノラルで若干荒削り乍ら此れも印象深いもの(合唱団はウエストミンスター)、合唱曲が得意なのかな。カルミナは続編、カトゥーリカルミナもあって人気絶大。因みに写本の方を演奏している名盤(優秀録音盤)としてクレマンシック指揮/クレマンシックコンソートとヨクラトレス・ウプサリエンシスの2枚在りご参考まで。
BRAVO!! 最高のカルミナ これに勝る演奏なし
長い間、カルミナの名盤は、小澤征爾指揮、合唱は我が国が誇る晋友会合唱団の名演奏が最高だと信じて疑わなかったのです。沢山のCDを聴いてきましたが、聴けば聴くほど、それは確信になっていたのですが・・・・、このオイゲン・ヨッフム盤を聴くまでは。
名盤の誉れは耳にしていました。ただ、ブルックナーの権威とカール・オルフの取り合わせは如何に、と思っていたのが間違いでした。また1967年10月収録という今から40年前の演奏を越えられないというのも解せなかったこともあるのですが。
演奏のダイナミックさ、合唱、ソリスト、オーケストラ、そして演奏解釈、どれもが卓越しています。録音の心配も入りません。演奏の素晴らしさが全てを上回っています。
特に第24曲の「ああ、こよなく美しいものよ」から終曲「運命の女神よ、世界の王妃よ」への接続する時の緊張感、怒涛のような合唱、そして圧倒的な音圧。聴く度に、大げさな表現ではなく、身震いし、鳥肌が立ちます。まさしく、異次元に連れていかれるような強烈な印象を与えてくれました。ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団の凄まじいまでの迫力に圧倒されました。破綻寸前とも言える合唱ですが、それが見事な表現となって押し寄せてきます。人間の持つ原始の力がスピーカーを超えて伝わってくるのです。
ヨッフム64歳と言う円熟期の収録で、巨匠と呼ばれた意味を実感した思いです。バリトン・ソロのフィッシャー=ディースカウは、42歳・全盛期の歌唱です。巧いのは当たり前ですが、このような難しい役柄を、リート歌唱とは全く違う幅広い表現力で示してくれました。ヤノヴィッツもいいですね。第23曲のカデンツァでの美しさと最高音ハイDの素晴らしさは一聴に値します。シュトルツェも難しい曲に対して見事な怪演振りを披露していました。
超えられないのか?
最近では「おお、運の女神よ」はテレビでも冒頭部分はよく耳にしますので、ポピュラーな曲の範疇に入るのでしょうか?後に続くどの曲も全て楽しく飽きさせることなく全曲が聴けてしまう名曲ですね。私が初めてこの曲をCDで聴いたのはレヴァイン/シカゴ響版でした。当初は充分満足して聞いておりました。しかし、名盤とされるのはこのヨッフムのだと友人や雑誌から聞き知らされました。とはいえ、1967年の録音だからこういうダイナミックレンジの大きい曲はどうなのかな?と半信半疑で購入しました。聞き始めるとそういった疑念は吹き飛びました。確かに古い録音ですのでテノールが歪んだりしているところはあるのですが、「おお、運の女神よ」からして、レヴァイン版のとは全く違う衝撃を受けたのを記憶しております。荘厳に響く冒頭。子音が強調されて聞こえてくるコーラスですが、それがこれからこの音楽の世界に誘いますよと主張している様で、聴いている部屋ごと雰囲気を変えてくれます。私は後にティーレマン版を購入してみましたが、この効果を他の演奏では出せていないのです。
決して録音自体は悪い出来栄えではなく、この時代としては優良な部類だと思いますので、古さだけでこのヨッフム版を敬遠されている方がいらっしゃったらそれは勿体ない話です。
しかしながら、録音から40年も経過しているのですから、方向性を異にせず、これを超える最新録音の名盤といえるものが出てきて欲しいものです。無理なのかなぁ?
才気煥発、豊かな音楽の豊穣を表現して、これは空前絶後の名演っすね!
フィッシャー=ディースカウ(バリトン)の表現力の多彩なこと。シュトルツェ(テノール)のファルセット・ヴォイスのユニークなこと。ヤノヴィッツ(ソプラノ)のみずみずしい声と歌い回しの美しかったこと。
彼ら独唱陣も見事でしたが、ヴァルター・ハーゲン=グロル指揮するベルリン・ドイツ・オペラ合唱団のダイナミック、力感みなぎる合唱の素晴らしさには、もう脱帽するしかなかったです。実に生き生きとした、変幻自在なコーラスの活力たるや、圧倒的でした。凄かったなあ。
さらに、ヨッフム指揮ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団の爽快、パンチの利いたオーケストラの威力がバツグンで、こりゃもう、快哉の声を上げるしかないっすね。恐れ入谷の鬼子母神、てなもんです(笑)
全56分の音楽の何という愉悦、何という痛快さ、そして何というダイナミズム!
十三世紀から十四世紀にかけて、匿名の流浪僧や吟遊詩人たちの歌と詩を集めた写本を編纂した歌集『カルミナ・ブラーナ』に、天啓と言えるほどの衝撃を受けた作曲家のあふれんばかりの感興が、かき立てられた創作意欲が、全編にみなぎっている合唱音楽の至宝。その才気煥発、豊かな音楽の豊穣を表現して、これは空前絶後の名演ではないでしょうか。
余談ですが、この音楽の魅力を語ったエッセイに、村田喜代子の「カルミナ・ブラーナの日」(『異界飛行』所収)があります。本CDのわくわくと心弾む名演を聴けば、そのエッセイの文章が、すとんと胸に落ちることでしょう。
1967年に録音されたので、音質が...
私は音楽のエキスパートではありませんが、1967年に録音されたこのバージョンは、やはり音質に限界があるように思えます。しかし、カンタータということもあり、ソプラノ・オペラ・合唱団のレベルは高いものと思われます。指揮者もクセが無いので、聴いていて違和感が無いです。小澤征爾&日本のアマチュア合唱団「晋友会」のバージョンの購入も考えましたが、結局これにしました。ちなみに、小澤征爾版はこれまで聴いた事が無いので、ぜひ次回は彼のバージョンを購入したいと思います。
オルフ:カルミナ・ブラーナ
シカゴ交響楽団 レヴァイン(ジェイムズ) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック オルフ
カルミナ・ブラーナの最大の魅力である合唱の輝き
レヴァインの指揮するこのシカゴ交響合唱団の輝かしいばかりの声は、まさしくこのカルミナ・ブラーナの魅力を伝えるもので、たっぷりとした合唱の響きは、理想的なふくよかさと深さを持っていました。
演奏のダイナミックさ、合唱、ソリスト、オーケストラ、そして演奏解釈、どれもが見事な水準です。壮大で、優雅で風変わりな音楽が曲ごとに変身しながら、リスナーの前に提示されていきます。
第14曲の「In taberma」で聴くことの出来る少しユーモラスな歌詞へのアプローチも巧く、迫力に満ちた音楽が展開されていました。早口言葉のような歌詞ですが、実に明瞭に発音されて伝わってきます。
ソリストもいいですね。第12曲を歌うカウンター・テノールのフィリップ・クリーチも難曲に対して、驚嘆すべき技巧を駆使しており、聞き惚れました。黒焦げの白鳥という役柄を表現するのにはこのように少し狂気を含んだ歌唱でないと無理ですね。
バリトンのベルント・ヴァイクルも巧いです。幅広い表現力を必要とする様々な役柄を表現しなくてはいけませんが、ファルセット歌唱も含めて堂々とした素晴らしいものでした。
ソプラノのジューン・アンダーソンも文句なし。第21曲は格別甘い音色の表現ですし、第23曲のカデンツァを歌う最高音ハイDの素晴らしさはまた格別です。
第24曲の「ああ、こよなく美しいものよ」から終曲「運命の女神よ、世界の王妃よ」への接続は、クライマックスといえる場面です。物凄い緊張感、怒涛のような合唱、そして圧倒的な音量の支配。それらが渾然一体となり、見事な表現を伴って押し寄せてきます。人間の持つ根源の力が如実に伝わってくる演奏でした。
さすがはオペラ指揮者!
何よりもまず録音がすぐれている。ヨッフム盤のように突っ張った感じにならず、自然でバランスがよく、オペラ指揮者レヴァインの力量光ってハメを外さないというか勢いに乗って激しいながら安心して聴いていられる極めてオーソドックスな演奏スタイル。特に第13曲の『ワナ!ワナ!』と叫ぶところなど刺激少なく、またテノール独唱の『焙られた白鳥』がほかの誰より悲痛な叫びがうまく表現されている。
僕が見た限りどのクラシック書もベスト盤扱いでした。自信をもってお薦めします。
大迫力のカルミナ
レヴァインらしく、凝った演出を入れるわけでもなく、細かいところにとらわれず、ストレートに曲を表現しています。シカゴ交響楽団のパワフルなサウンドは、カルミナ・ブラーナのような派手系の曲にはピッタリですね。合唱・独唱の出来も良好。迫力のある演奏を聴きたい人にお薦めです。
ちなみに、独唱は以下の3人。
ソプラノ/ジューン・アンダーソン
カウンター・テノール/フィリップ・クリーチ
バリトン/ベルント・ヴァイクル
内容盛りだくさん
カルミナ・ブラーナと言えば冒頭と最後の「おお、運の女神よ」のフレーズしか知らない私でした。クラシック音楽好きの方でもそういう人は結構いるのではないでしょうか。
良さそうなのはないかと迷っていて廉価版で発売されたのを機にこのCDを買って聴いてみて、趣の違う曲がたくさん詰まっているのに驚きました。解説も「まじめな歌」と「恋、酒、戯れの歌」に分けてあって面白いです。そして「恋、酒、戯れの歌」に惹かれる曲が多いです。心情の吐露があります。
カルミナ・ブラーナのCDを買おうかどうか迷っているちょうど私のような方にはお得でお薦めの1枚です。廉価版だからではなく、レヴァイン/シカゴ響はすごいです。
オルフ:カルミナ・ブラーナ
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 小澤征爾 ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック オルフ
オルフ:カルミナ・ブラーナ
グルベローバ(エディタ) マーキュリー・ミュージックエンタテインメント マーキュリー・ミュージックエンタテインメント オルフ
晋友会合唱団に拍手!!ブラボー
カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」の演奏の中では、小澤征爾指揮のものが一番好きですね。合唱は、我が国が誇る晋友会合唱団で、オーケストラがベルリン・フィルと言う訳で、素晴らしい組み合わせですね。特に男声合唱が抜群です。重厚なハーモニーを創り、オーケストラに負けないほどの熱い心の高鳴りを表現してくれています。女声の声の輝きも他で聴くことのできない荘厳さを感じました。
「カルミナ・ブラーナ」は、どの曲もとても個性的で、他では聴くことのないような中世的な旋律と歌詞を併せ持った魅力を持っています。途中のソプラノやテノール、バリトンのソロは技術と表現力が要求されます。この小澤征爾の演奏では、素晴らしいソリストを置いています。ソプラノは、大好きなコロラチューロ・ソプラノの第1人者のエディタ・グルベローヴァです。悪いはずがありません。バリトンのトーマス・ハンプソンやテノールのジョン・エイラーもとても立派です。プロのソリストとはいえ、この難しい曲を表現するのは大変でしょうね。
テレビのドラマで突然重大な出来事が起こった瞬間、昔ならベートーヴェンの「運命」がバックに流れたかも知れませんが、最近は、オルフの「カルミナ・ブラーナ」がよく使用されます。原始的な音の持つ魅力、それも人間の声の圧倒的な迫力が、この曲の最大の特徴なのでしょう。いつ聞いてもオーケストラと合唱の織なす中世的なサウンドは飽きることがありません。同じ聴くなら、小澤征爾の演奏のような熱意や集中力溢れる熱演の演奏を聴いていただきたいと願っています。
「カルミナ・ブラーナ」 1935年から36年にかけて作曲されたわけですが、この頃のドイツはオーストリアを併合するなど、ナチス・ドイツがますます勢いを強めていった時代でした。当時のドイツ国民が熱狂したのも分かります。もっともオルフは、ナチスとは一線を画していた様ですが。「おお!運命よ!」と冒頭と終曲に叫ぶこの楽曲の作曲当時の時代背景にも思いを馳せる必要があると思います。
上手すぎる・・・。
とても堅実で、完成度の高い演奏だと思います。オーケストラが超一級なのは当たり前として、それに引けをとらない晋友会合唱団がすごいです。とてもアマチュアだとは思えない。お勧めの一枚です。
光る晋友会の名演
小澤征爾が関屋晋率いる日本のアマチュア合唱団「晋友会」を連れてベルリンフィルの定期に登場。本CDはそのホール録音版だが、とにかく合唱が冴えわたっている。躍動感が素晴らしく、豪華なソリストをも凌ぐ傑出した存在感を示した。小澤&ベルリンフィルもダイナミックな演奏で応え、壮大な世界観を表現。スピード感溢れる小澤の指揮がやる気満々の合唱とうまく絡んでいる。曲に想い入れの多い人には好みが分かれるかも知れないが、こんなにパワーと緊張感とスピードのある演奏は稀である。
オルフ:カルミナ・ブラーナ
スミ・ジョー ワーナーミュージック・ジャパン ワーナーミュージック・ジャパン オルフ
オルフの「カルミナ・ブラーナ」の嬉しい廉価盤です
ズービン・メータ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー合唱団の演奏は好きでよく聴いています。今や世界のプリマドンナになったスミ・ジョーのコロラチューロ・ソプラノはとても美しく、カウンター・テノールのヨッヘン・コヴァルスキーはこの難しいフレーズを見事に歌い上げています。技術と表現力が要求される曲ですので、素晴らしいソリストは必須の条件となります。
原始的な音の持つ魅力、それも人間の声の圧倒的な迫力が、最大の特徴なのでしょう。オーケストラと合唱の織なす中世的なサウンドは飽きることがありません。この曲の合唱譜は意外と簡単な譜面ですが、平行音程の不安定さがこの曲の持つ不安感を増大させています。個性的な魅力と難しさを一杯持った作品だと思います。
ズービン・メータの解釈は明確でした。1曲1曲がとても個性的で、他では聴くことのないような中世的な旋律と歌詞を上手く表現している魅力ある演奏でした。ロンドン・フィルハーモニー合唱団がもう少し迫力のある合唱を聴かせてもらえれば良かったと思う箇所がありましたが。
この曲は1935から36年にかけて作曲されたわけですが、この頃のドイツはオーストリアを併合するなど、ナチス・ドイツがますます勢いを強めていった時代で、当時のドイツ国民が熱狂したのも分かります。もっともオルフは、ナチスとは一線を画していた様です。「おお!運命よ!」と冒頭と終曲に叫ぶこの楽曲の時代背景にも思いを馳せる必要があると思います。
素晴らしい演奏です!
何度聴いても不思議な曲だなぁ〜という印象を受ける「カルミナ・ブラーナ」。
決して悪い意味ではなく、何度聴いても新鮮に感じられる飽きのこない曲です。
このCDはメータ指揮ですが、最初の重厚なティンパニと低音から痺れます。
ラトル指揮のものと比較すると、低音を強調することによって、迫力と和音の展開を楽しむことができるような印象を受けます。
逆にラトルの指揮は、高音を比較的出し、リズムを軽めに取ることによって、迫力は失わずに曲全体を重苦しさから解放しているように感じました。
これは個人の趣味によるものですが、迫力系ならメータ、聴きやすさ・新鮮さを求めるならラトルをお勧めします。
ハイテンション
冒頭から、ティンパニが強打し、コーラスは叫びという感じで、やたらとテンションが高いです。良くも悪くもそれだけです。近年のこの指揮者の常として、一本調子な感は否めません。
オルフ:カルミナ・ブラーナ
プレヴィン(アンドレ) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック プレヴィン(アンドレ)
ヨッフム盤以外ではまあまあ
40年の時を経ても、オイゲン・ヨッフム盤以上ものを聴いたことがない。
このプレヴィン盤、ブロムシュテット盤、ムーティ盤、ティレーマン盤、レヴァイン盤、
などを聴いてみたが、やたら速かったり、歌が下手だったりと「帯に短したすきに長し」
その中でもヨッフム盤よりやや劣るものの、ウィーンフィルや独唱・合唱の優秀さで、
プレヴィン盤はまあまあである。
それにしても、ヨッフム盤は通算50回以上聴いても飽きない。驚異である。
オルフ:カルミナ・ブラーナ
ラトル(サイモン) EMIミュージック・ジャパン EMIミュージック・ジャパン ラトル(サイモン)
音楽をなめている!
NHKで視聴したバネ仕掛けのようなラトルの指揮振りはかっこは良かった。
そのCD『カルミナ・ブラーナ』は演奏としてはまったく不満。録音の問題?
いや、最近はラトルのあの指揮の問題とほぼ確信しつつある。ラトルの音楽は懐が浅い。ベートーヴェン全集など第9や第5は素晴らしいと思ったが、『エロイカ』などは三流の小手先が目立つ。
尖鋭だが、直線的なだけの指揮振りが音楽に現れているのだ。最近DVDで見たクナッパーツブッシュの悠揚迫らぬ深々とした音楽(と指揮振り)とは正反対である。
カルミナは直線的な迫力だけでは如何ともしがたい。表現上でもえらくナイーヴなピアニッシモだ目立つが、それが全然生きていない。オーケストラも薄味であり、合唱の表現力も乏しいうえ、ゲルハーエルなど現今NO.1のソリストを集めているにも関わらず、今ひとつだ。音楽をなめているのだろうか。「ちょろいもんさ」という指揮者とオケの声が聞こえてくる気がする。
同曲では、往年のヨッフム盤やプレヴィン盤などそれぞれに素晴らしいが、ケーゲル盤が抜きんでている。このCDは、許光俊氏の文章で知ったがこれは怖ろしいまでの狂騒と野生、そして切ないまでの祈りが合致した凄まじい演奏だ。ここでは許氏の批評を全面的に支持せざるを得ない。この演奏はセットものでしかないようだが、単品販売が望まれる。カルミナの全てがあるといっても良いだろう。
刺激的なリズム!
年末恒例のベルリン・フィル「ジルヴェスター(大晦日)コンサート」2004年のライヴ録音。
やはり注目すべきは、ラトルは打楽器出身だけあって、とにかく打楽器の猛打がすごい! まさしくお祭り騒ぎというほど鳴らしてくれます。
そしてもちろん、弱音部分のところも、ぬかりなく美しく聴かせてくれます。
刻み付けるような刺激的なリズムに酔いしれてください!
不満もあれど、あえて「最高!」と言う
ラトル来たーーーー!って感じです。「演奏している」のではなく、「今まさに、ここでこの音楽が生まれ、生きている」という感じ。唯一不満を述べるとするなら声楽のソリスト陣でしょうか。ちと不安定過ぎます。もっとも「カルミナ…」の場合、声楽がカンペキというのはまずあり得ないし、この演奏の場合ライヴということもあって、なおさら仕方のないことかもしれませんが。演奏技術がどーの、録音がどーのを聴き比べたい、というのではなく、この曲の持つ生命感を体感したい、自分もその一部になったみたいに感じたい、という、真にカルミナ・ブラーナ・ファンの方には強力にお薦めしたいです。
見事な演奏だが、合唱に不満
なんといっても世界きっての最強の指揮者ラトルにベルリン・フィルの最新の演奏です。非常にダイナミック・レンジの広い演奏です。迫力ある打楽器が効果的だし、トライアングルの音も明瞭に聴こえてきます。ソプラノ、テノール、バリトンも見事。けれど、合唱の音が非常に不満。合唱の音は右側よりに偏って聴こえて、折角の拡がりを消してしまっています。これは、合唱団の並び方のせいなのでしょうか、それとも録音時の問題なのでしょうか。
オルフ:カルミナ・ブラーナ
12月31日コンサートを直接聞いてきました。また、帰ってからNHKのビデオでチェックしました。
クリスティアン・ゲーハーハの癖の無い伸びやかなバリトンがすばらしい。テノール、ソプラノも癖が無く伸びやかな音です。この曲は、合唱が重要だと思いますが、合唱団、特に少年合唱団が加わることによってさらにすばらしいものになっています。
カルミナ・ブラーナ
バトル(キャスリーン) 小澤征爾 ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック 小澤征爾
CDとは異なる独唱陣で楽しめる演奏です。
こちらの演奏は1989年のジルヴェスターコンサートのもので、既発売のCDとは独唱陣が違います。特にCDのソプラノがグルベローヴァからバトルに変わっていて聴きものです。編集に多少不満がありますが、何より日本の何とアマチュア合唱団が本場の作曲家作品をドイツ語暗譜で歌いきった、大変素晴らしいドキュメントであることに価値があります。 野性味あるオケとパワー溢れる演奏はCD共々同曲の代表的な録音であることには間違いない。
がっかり
初めて買った音楽DVD... 期待して再生ボタンを押すと、出てきた音にがっかり。 フィリップスの録音は最低。音域が狭く、コンサートホールの雰囲気がない。 コーラスに奥行き、広がりが感じられず、音量感もない。 また、コーラスが何を歌っているのかも良く聞き取れない。 これではベルリンフィル、ソロイスト、小澤氏に失礼。収録が福井末憲氏でなかったことを願う。
名盤!
歌詞対訳が字幕で出てこない(怒!!)
LD盤で字幕が出て、これは当然字幕のON、OFFができると思い込んでいたのに!DVDの魅力が激減!
個人的には、この時代の小澤の演奏は好きな方ではありませんでした。どれも及第点なのですが、感動まではたどり着かないもどかしさを感じていました。日本人のきまじめさの悪く出ていたのでしょうか。しかし、これは違います。正統的で説得力のある解釈。全編に漂う緊迫感。共演者の熱演。小澤の情熱が決して空回りすることなく、曲が進む毎に高まっていく音楽に、ただただ感動です。
クラシックが好きでも、ちょっと手を出すのはどうでしょう?
小澤指揮のベルリンフィルの「カルミナブラーナ」というので、すっごく期待して買って見たのですが、大変がっかりしました。
というのも、各曲の始まるオープニング6~7、8秒間は、
画面全体にどばーんとタイトルが写り、オケや、まして小澤さんも写らなくて、
DVDの価値が半減する商品だと思いました。
最初のひと振りを見たいのに、指揮者・オケがとても素晴らしいだけに大変残念です。内容はちよっと・・・でした。
この作品に関しては、音楽を良く知らない方の商品開発ではないかと思うほどガッカリしました。
だからこの作品の評価は商品開発に対してです。
指揮者・オケは★5つですよ。
若い小澤
このDVDの若い頃の小澤征爾の指揮は、まるで師匠のバーンスタインのようでした。
ピョンピョン飛んで見たり、指揮棒を自由自在に操るその指揮ぶりはまさに、現代を代表する指揮者ならではのものと僕は思いました。
演奏もとても良いと思います。
小澤とベルリンフィルこのコンビは、とても高級で素晴らしい音楽を奏でていると思いました。
オルフ:カルミナ・ブラーナ
ヨッフム(オイゲン) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック ヨッフム(オイゲン)
名盤が甦る
後にも先にも「カルミナ・ブラーナ」の名盤というと、
作曲者自身が監修を手がけたこのヨッフム盤が最高です。
録音が古いため音が痩せていたのがこのリマスター盤で良くなりました。
通常盤が1200円程度ですが、2800円出す価値はあります。
それにしても、プレヴィン、ムーティ、小澤、シャイー、レヴァイン、ティレーマン
数々聴きましたが、オケ・合唱・独唱ともこのヨッフム盤を超えるものはありません。
蘇る名演 3
指揮者オイゲン・ヨッフム以下ソリスト、コーラス、オーケストラ総てをドイツ勢で固め、ドイツの底力を示した稀代の名演。ヨッフムの棒の下に非常に几帳面な音楽作りがなされていながら、結果的にはこの曲が持つ神秘的な静寂と、大地の底から湧き上がる叫び声のような奔放でしかも驚異的な音響効果の双方を表現することに成功している。特にこのSHM-CDではレンジ、ボリュームそして音質の解像度が飛躍的に向上し、こうした大編成用の楽曲では充分にその効果を発揮する。更にソリスト陣ではフィッシャー・ディースカウの秀でた性格作り、ヤノヴィッツの清楚さ、シュトルツェの風刺がこの作品を生命力に溢れた多彩な人間劇に仕上げていて、中世の絢爛たる絵巻物といった趣だ。
オルフ:カルミナ・ブラーナ
プレヴィン(アンドレ) ユニバーサル ミュージック クラシック ユニバーサル ミュージック クラシック プレヴィン(アンドレ)
数あるカルミナブラーナ中最高の名演
私はカルミナブラーナが大好きです。CDは数種持っていますが、この曲が聴きたいとき結局はプレビンとウィーンフィルになってしまいます。
そして聴き終わったとき、やはりこれしかないなと思うのです。
それほどこのCDは私にとって聴き応えがあるのです。
実はこれがライブレコーディングだとは最近まで気がつきませんでした。ライブレコーディングの良いところは演奏が生き生きとしていることです。プレビンの「展覧会の絵」にしてもその臨場感は素晴らしいものです。
このCDのフィナーレを聴き終わるとしばらく立ち上がるのを忘れるくらいの感動を覚えます。ライブなのに拍手が入らないのは聴衆があまりの素晴らしさに拍手をするのを忘れたからではないですか。
プレヴィンの名演のひとつ
19世紀初頭、修道院で見つかった古い歌の写本をもとに、オルフが作曲したもの。恐ろしい宗教音楽風の曲や民謡からとりいれられたといわれる曲、グレゴリオ聖歌のパロディ、酒の歌、恋の歌などバラエティーに富んでいる。演奏は、この多様性をもった曲を難のあるところもなく、うまくまとめている。圧巻は冒頭部と終結部、運命の女神の名を冠した曲の部分で、聴く人を圧倒させずにはおかない。しかし、これだけ雑多なものを集めた曲である。その性格上、好きな部分とそうでないところがでてきても、致し方ないであろう。だが、そのリスクを考えても、この曲は聴く価値がある。
1993年10月、ウィーンでのライヴ・レコーディング。
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