オネゲル:パシフィック231 オネゲル:パシフィック231
フルネ(ジャン)   コロムビアミュージックエンタテインメント   コロムビアミュージックエンタテインメント   フルネ(ジャン)  
フルネ円熟の「典礼風」
ジャン・フルネはいまや世界最長老の指揮者として日本でもおなじみの存在である。先日友人がフルネ指揮のショーソン「交響曲」の実演に接してこの晩年円熟型の芸術家に感銘を受けていたが、私も全く同感であった。このフルネ指揮オランダ放送フィルのオネゲル管弦楽曲集を聴き、特にお目当ての交響曲第3番「典礼風」の表現に感嘆していたからである。暖かい音色と遅めのテンポの中の迫真性が共存し、まさに円熟の芸術を披露してくれた。「典礼風」終楽章をこのように遅いテンポで恐怖感を表現したCDを他に知らない。暖かい音色は変わらないが、しかもその表現が迫真性に満ちており、自然体でありながら曲の本質をみごとに表現していた。この指揮者でもっとたくさんのフランスの交響曲を聴いてみたいと思う。いまやその分野では世界第一人者としての存在であろう。

オネゲル:交響曲全集 オネゲル:交響曲全集
デュトワ(シャルル)   ワーナーミュージック・ジャパン   ワーナーミュージック・ジャパン   デュトワ(シャルル)  
デュトワのオネゲル
もっとも有名な作品、交響曲第3番「典礼風」は、ミンシュ、アンセルメなど従来の演奏では、非協和音の衝撃を弱め、目立たないように演奏していたが、デュトワは譜面どおりに演奏しており、この方が作曲者の意図を忠実に反映していると感じた。第4番は、代表作「典礼風」と悲観的な第5番の間にあって、あまり知られていないが、美しい曲である。
優れた「交響曲第4番」の演奏
数少ないオネゲルの交響曲全集である。全般的にサラリとした演奏であり、ミュンシュの怪演などと比較して物足りなさは残るだろう。ただし、交響曲第4番は際だった名演である。スイスの清澄な風が吹き渡ってくるかのようである(ミュンシュの演奏よりもよい)。

なお、音量・音質のセッティングには注意を要する。レコーディング音量レベルは小さめなのでり、低音域が不足しがちである。適正な音量・音質になるよう、聞きながら調節してから聞いた方がよい。さもないと正しい評価ができないでしょう。
オネゲル:交響曲2番(交響曲全集)
アナログレコード全盛時代はオネゲルの曲は数多く発売されていたように思う。CDの時代になってからは入手に苦労する。
交響曲第2番はナチスドイツ占領時代に完成した、いわば「抵抗」音楽とも言える作品で、内面をどのように表出するかが問われる。
演奏技巧は水準以上であるが、意外と淡白でドラマチックではない。
N響の演奏が面白くないのと同様の傾向!
やはりこの曲は、ミュンシュ指揮のパリ管弦楽団のものに留めを挿す。


オネゲル:交響曲全集 オネゲル:交響曲全集
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団   コロムビアミュージックエンタテインメント   コロムビアミュージックエンタテインメント   チェコ・フィルハーモニー管弦楽団  
ノスタルジックな響きのオネゲル
セルジュ・ボドが旧東側世界に所属していた時代のチェコ・フィルを指揮して録音したオネゲルの交響曲全集。第3と第4が1960年、第5と交響詩が1963年、第1と第2が1973年であるが、なかなか優秀な録音だ。但しサウンドはフランス的というよりは東欧っぽい。ヤナーチェクやネリベルなどを聴いている気分にさせられるところも。しかしこの値段で5曲の交響曲全部が手に入ってしまうところは最大のアドバンテージか。

パシフィック2.3.1(オネゲル:管弦楽曲集) パシフィック2.3.1(オネゲル:管弦楽曲集)
マルティノン(ジャン)   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   マルティノン(ジャン)  
EMIの音質に疑問
hs-2088リマスタリングがよくないのか、それともオリジナルテープが劣化しているのか…。ヘッドフォンで聴くとさらによくわかる、音質の劣化が目立つ。マルティノンはそういう意味での「いい録音」に恵まれていないような気がする。「クリスマス・オラトリオ」のデジタル録音盤の登場が待たれる。

オネゲル・オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」
ストゥーツマン( ポレ(フランソワーズ)   ポリドール   ポリドール   オネゲル  
祖国愛
フランス大革命200年記念の国家的行事の一環として行われた、パリ郊外サンドニバジリックでのライブ。ジャンヌダルクという永遠のヒロインを題材にした作品の性格も相まって、全体がフランス祖国愛に包まれています。
劇的オラトリオの形式は、オペラと演劇の中庸をいくもので、どちらの要素も散漫になりがちですが、小澤の抑制の効いた指揮が作品全体をすっきりとまとめ上げ、フィナーレの感動へと自然に導きます。
フランス国立管のアンサンブルには疑問が残りますが、フランス好きにはたまらない一枚です。

オネゲル:劇的オラトリオ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」(全曲) 交響的詩篇「ダビデ王」(全曲)
ボド(セルジュ)   コロムビアミュージックエンタテインメント   コロムビアミュージックエンタテインメント   ボド(セルジュ)  

バッハとオネゲルの対話 バッハとオネゲルの対話
フィードラー(アヒム)   BMG JAPAN   BMG JAPAN   フィードラー(アヒム)  

オネゲル:交響曲第2番&第5番 オネゲル:交響曲第2番&第5番
ボストン交響楽団 ミュンシュ(シャルル)   BMG JAPAN   BMG JAPAN   ルーセル  

オネゲル:交響曲第4&5番 オネゲル:交響曲第4&5番
トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団   EMIミュージック・ジャパン   EMIミュージック・ジャパン   トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団  

オネゲル:交響的運動 第1番パシフィック231他,ストラヴィンスキー:バレエ〈ぺトルーシュカ) オネゲル:交響的運動 第1番パシフィック231他,ストラヴィンスキー:バレエ〈ぺトルーシュカ)
シェルヘン(ヘルマン)   ユニバーサル ミュージック クラシック   ユニバーサル ミュージック クラシック   シェルヘン(ヘルマン)  

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